アロエがもたらす効果と効能について解説していきます。昔から「医者いらず」と評されるほど家庭の万能薬として重宝されてきた、アロエ。
南アフリカの砂漠や高知など厳しい環境で育ってきました。そのせいか、アロエ特有の栄養や成分を多く含んでいます。
最近は、プルプルとしたゼリーのような食感が女性の間で人気となり、アロエを使ったヨーグルトなどが増えてきました。
今回はそんな、アロエの多くの効果や効能についてご紹介しましょう。
目次
アロエの効果と効能 一覧
アロエには、アロエチンという成分が含まれてます。あまり聞いたことのない成分ですね。
アロエチンは、殺菌効果と解毒作用を持つ成分です。アロエを傷口に塗ると化膿止めになるとされるのは、アロエチンの効果や効能によるものです。
メラニン色素の沈着予防に働きがあることから、肌の美白効果にも期待できます。
さらに、膀胱炎や喘息、肝臓病などの予防にも一定の効果が期待できるとされています。
アロエには、アロインという栄養成分も多く含まれています。
アロインは、表皮部分に多く含まれる成分で、腸の活動を活発化させる効果があります。
便秘解消にも効果的なほか、胃を健康に保つ効能もあります。
効能が強い成分のため、妊娠中は摂取に気を付けるほか、一度にたくさん摂るとお腹がゆるくなることがあるので注意しましょう。
ただし、アロインはその強い成分から、一般的な加工食品として販売する場合は、アロインの含まれている表皮部分がカットされて販売されています。したがって、市販品からアロエを摂取する場合は心配する必要はありません。
アロエには、アロエウルシンという成分も含まれています。
アロエウルシンは、ぬるぬるとした成分で胃を健康に保つ効能があります。
この成分はキダチアロエという品種にだけ含有されている成分になります。普段から暴飲暴食が続きがちで胃腸の不良を感じる人に、おすすめの成分です。
また、胃を健康に保つ効能から、十二指腸潰瘍や胃潰瘍を予防する効果も期待できます。
アロエには、アロエマンナンが多く含まれていることも忘れてはいけません。
アロエマンナンは多糖類の一種で、皮膚の老化防止に効能があることで知られています。また、ガンを予防する抗腫瘍作用にも期待されている注目の成分です。
アロエマンナンを多く摂りたい場合は、果肉部分を多めに食べると良いでしょう
アロエには、240種類以上もの種類がありますが、主に食用や薬用として知られている種類は「アロエベラ」と「キダチアロエ」です。
アロエと一般的に呼ぶ場合は、欧米では主に「アロエベラ」を、日本では「キダチアロエ」のことを指すことが多いと言われます。
観葉植物として日本で栽培されている種類は、ほとんどが「キダチアロエ」ですね。
「キダチアロエ」の花は赤味がかったオレンジの花で、「アロエベラ」の花は黄色です。
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