サラダ油の成分と栄養をご紹介します。
サラダ油は、日常の料理に欠かせないものとなっていますよね。油というと、なんとなく敬遠されがちですが、フライパンで料理をするときには必ずといっていいほど使いますし、子どもが大好きな揚げ物を作るのにも欠かせません。
その使いすぎには注意するようにと言われることが多いですが、サラダ油にも嬉しい栄養や成分が含まれていることがわかっています。
サラダ油を含め油脂類の摂りすぎはよくありませんが、賢く使うことでサラダ油から必要な成分を摂取することができます。
目次
サラダ油の成分と栄養 一覧
サラダ油の成分には、ビタミンEが含まれているという特徴があります。
日本人はビタミンEの摂取源の25%をサラダ油に頼っています。ビタミンEには血液の流れを良くしたり、不妊症を予防したりする働きがあるのです。
また老化の原因となる活性酸素の働きを抑えることがわかっていて、美容にも効果があると言われています。
発がんを防ぐ効能もあると期待されているため、サラダ油を摂取することは重要なのです。
ビタミンKはサラダ油の中にも存在していて小腸の上で吸収されます。
ビタミンKは油やタンパク質と一緒に摂取することで吸収率が上がる成分です。ですからサラダ油で摂取するのは理にかなっていると言えるでしょう。
ビタミンKは怪我をした時などに、その血液を止める効果があったり、骨を丈夫にする働きが期待できます。
さらに、動脈の石灰化を予防してくれるなど、嬉しい効果がたくさんある栄養成分です。
この栄養が不足していると、怪我などをしたときに血液が固まらないといった状況に陥る場合があるので、しっかりと摂るように意識しましょう。
ビタミンKを含む食品にはサラダ油以外にも、モロヘイヤ、明日葉、納豆などが挙げられます。
体内で作ることのできないオメガ6系脂肪酸は、サラダ油から取ることができます。
オメガ3と呼ばれる脂肪酸とともに、体の中で良い働きをしてくれることがわかっています。
体内で抗炎症に働くホルモンを助けてくれる良い働きをするもので、細胞膜の形成、中枢神経系の細胞膜の構成にも関わる成分です。
一方で、過剰に摂取しすぎるとアレルギーや炎症を促進してしまうことがあるので注意が必要です。
また、摂らないと血栓ができやすくなるということもあり、オメガ3脂肪酸とともに摂るのが理想です。
サラダ油には人間の体に良い影響を与えてくれる成分がが含まれていますが、取りすぎはおすすめされていません。
様々な理由がありますが、サラダ油が酸化すると人体に有害なものを含んでしまうことや、加熱することでオメガ6系脂肪酸が急速に増えてしまうことなどが挙げられます。
購入したらサラダ油は早めに使い切るようにしましょう。短期間に使い切れない方は、なるべく小さいサイズをおすすめします。
また、サラダ油の摂りすぎは脂質の摂りすぎにもなるので、カロリーオーバーで肥満の要因にもなります。
他の食材とバランスよく取ることが大切なので、気をつけて使えば問題ないといえるでしょう。