ごま油の栄養と効果

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ごま油sesame-oil

ごま油に含まれる栄養とその効果とは?

ごま油の栄養と効果

香ばしく食欲をそそるかおりのごま油。

健康効果が優れるごまから作られるごま油は、特有の香りと茶褐色が特徴的な油です。ほんの少し料理に加えるだけで風味が豊かになり食欲をそそります。

ごま油にはいくつか種類かあり、ごま油特有の香りと色は焙煎したごまを搾った焙煎ごま油です。生のごまを搾った太白ごま油は、無色透明で特有の香りはせず、食用だけでなくマッサージや髪の毛にも利用することができる万能な油です。

今回は、ごま油に含まれる栄養とカラダにどのような健康効果があるのかをご紹介します。

機能性成分セサミンを含有 - 抗酸化作用・肝機能の向上

ごま油にはセサミンが含まれています。

セサミンは、グリナン類の一つで強い抗酸化作用をもつ成分です。

活性酸素の働きを抑え細胞の老化を防いで、アンチエイジング効果や高血圧の予防などに有効です。

また、セサミンには肝機能を向上する効果があり、アルコールの解毒を行う肝臓の負担軽減、悪酔いや二日酔いの予防にも注目されています。

さらにセサミンには、過剰なコレステロールの排出や酸化を防ぐ働きがあり、血中コレステロールを下げ動脈硬化などの生活習慣病を予防する効果があります。

リノール酸はトップクラスの含有量 - 血中コレステロールを低下

ごま油にはリノール酸が豊富に含まれています。その量は全食品のなかでもトップクラスを誇ります。

リノール酸にも、血中のコレステロール値を下げる働きがあり、動脈硬化の予防や血圧を下げる効果があります。

リノール酸は、不飽和脂肪酸の中の多価不飽和脂肪酸に分類される成分で、体内で合成できない必須脂肪酸のため食事から摂取する必要があります。

ただし、リノール酸の摂り過ぎはかえって善玉コレステロールを減らし、動脈硬化やアレルギーの原因となると言われています。

また、ゴマ油はカロリーが高く摂り過ぎはかえって肥満の要因となるので過剰に摂取しないよう注意しましょう。

α-リノレン酸も含む - 動脈硬化、高血圧の予防に効果

ごま油はα-リノレン酸も含んでいます。

α-リノレン酸はリノール酸に対して競合的に働く特徴があり、リノール酸の過剰な摂取を原因とするアレルギー症状を緩和する効果があります。

また、α-リノレン酸の15%は、体内でEPAに変化したのちDHAに変換します。

DHAやEPAには、血液をサラサラにして血栓を防ぐ働きがあるため、動脈硬化や心筋梗塞などの動脈性疾患の予防に有効です。

ビタミンEも含む - 「若返りのビタミン」アンチエイジング効果

ごま油は、若返りのビタミンとも呼ばれるビタミンEも含んでいます。

ビタミンEは、抗酸化作用がありアンチエイジング効果が期待される栄養で、肌のシミやシワなどを予防し美容効果があります。

また、血行を促進し血行不良や冷えが要因となる、冷え性や腰痛、頭痛の改善や予防に有効です。

ミネラルの一種:セレン - 抗酸化作用に注目

ごま油には、抗酸化作用で注目させれるセレンを含みます。

セレンの抗酸化作用はビタミンEの60倍と言われ、過剰な活性酸素の働きを抑制してがんや老化を防止する効果があります。

また、セレンはビタミンEと一緒に摂取すると働きを高めることができます。

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