海ぶどうの栄養とその効果をご紹介。プチプチとした食感が楽しい海ぶどうは、サラダや和え物にも人気の海藻。
小さなつぶつぶがたくさん集まった姿が、ぶどうのように見えることから「海ぶどう」という名前が付けられ、グリーンキャビアとも呼ばれています。
近年、沖縄の旅行が人気とととともに、海ぶどうの人気も高まっています。流通している海ぶどうは、海で摂れる天然物よりも、養殖物が大半となります。
海ぶどうは低カロリーで、プチプチとした食感が食べごたえを与えるため、ダイエット中にも積極的に活用したい食材とも言えるでしょう。
今回は、そんな海ぶどうに含まれる栄養と、気になる効果や効能について詳しく解説していきます。
目次
海ぶどうの栄養と効果 一覧
海ぶどうには、カウレルパラセモサエキスが含まれています。
カウレルパラセモサエキスは、新陳代謝を促進させる効果のある栄養です。肌荒れの回復や、肌の機能を向上させる効果があるため、美肌づくりに有効と期待されています。
また、肌のハリやみずみずしさを保つ働きもあるので、美肌を目指す女性は必見の栄養です。
海ぶどうを見かけたら、積極的に食べるようにしたいですね。
海ぶどうの栄養には、食物繊維が含まれていることに注目しましょう。
食物繊維は、腸の蠕動運動を促すことで便秘の解消に効果があります。
また、腸内で糖と結びつくことで糖の吸収を遅らせることから、糖尿病の予防にも効果的。そのほかにも、少量の食事で満腹感を得やすくするなどの効果が有ります。
食物線維は不足しがちな栄養です。海ぶどうを含む海藻類をダイエット中の食事に、上手に取り入れてみましょう。
海ぶどうを食べることで、カルシウムも摂ることができます。
カルシウムは、丈夫な骨や歯を作るために必要なため、成長期の子どもは多く摂ることが望ましいとされる栄養です。
成長期のカルシウム不足は、骨や歯がもろくなる原因になるので注意してください。
また、カルシウムには精神を安定させる作用もあるため、普段からイライラする人はカルシウムを摂るように心がけましょう。
海ぶどうには、鉄分も入っていることがポイントのひとつです。
鉄分は貧血の予防と改善に大きな効果がある栄養で、正常な赤血球を作るには欠かせません。
特に女性は、毎月の生理で血液が失われるので、より多くの鉄分を摂ることを意識してください。
また、鉄分の吸収を高めるためにも、ビタミンCを一緒に摂るのが効果的。また、お酢に含まれるグルコン酸も鉄分の吸収率を高めます。海ぶどうを食べる時は、柑橘類を加えたり、酢醤油で食べるのがいいでしょう。
海ぶどうの栄養では、マグネシウムも多く摂ることができます。
マグネシウムは、体内でエネルギー代謝を促すとともに、カルシウムと同様に骨や歯を作るために必要な栄養。
また、筋肉細胞中のカルシウム量を調整する効果もあり、カルシウムとは切っても切れない関係の栄養とも言えるでしょう。
カルシウムとマグネシウムは、バランスよく摂ることが大切です。
海ぶどうは、ヨウ素も豊富に含有していることが特長です。
ヨウ素は、甲状腺ホルモンの主成分として働く役割があります。3大栄養素の代謝や余分な脂肪の代謝をサポートする効果があることで知られる栄養です。
脳や知能の発達にも深く関係しているので、特に成長期の子どもには十分な摂取量を確保してください。ヨウ素は海ぶどうなどの海藻に豊富に含まれています。
その他、殺菌作用もあるので、外傷に対する消毒薬としても使われています。
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