めかぶの栄養とその効果をお伝えしていきます。めかぶは、スーパーなどではおもに加工されたものが店頭に並んでいますが、生のめかぶは南三陸や鳴門海峡産のものが有名です。
実は、めかぶは日常的に取り入れたい、栄養価の高い健康食ということをご存じでしょうか?
今回は、和食に取り入れやすくダイエット食材としてもおすすめのめかぶの栄養と効果をご紹介します。
目次
めかぶの栄養と効果 一覧
めかぶに含まれるアルギン酸には胃や腸の調子を整えたり、便を柔らかくして排便を促したりする効果があります。
また、油分と塩分の吸収を抑制する作用があるため、摂取カロリーを下げる効果があります。
まさにダイエットに効果的な成分というわけですね。
めかぶ特有のぬるぬる成分の正体は、多糖類の一種であるフコイダンです。
フコダインは免疫アップ効果や抗ウィルス効果などがあり、近年注目されている栄養素です。
フコイダンはつねに体内を監視し、ガン細胞やウィルスに感染した細胞を攻撃するNK細胞を活性化させる働きがあります。
食事から摂取したヨウ素は、甲状腺に取り込まれて蓄積されます。
甲状腺は、人間が生きていくための代謝の維持に必要なホルモンを分泌する器官です。
ヨウ素は甲状腺から分泌されるホルモンの主要な構成成分となり働くため、ホルモンバランスを整える効果があります。
細胞の活動、神経細胞の発達、エネルギー代謝に関係する、発育に不可欠なホルモンを助ける成分というわけです。
めかぶには、カロテノイドの一種であるフコキサンチンが含まれています。
フコキサンチンは体内の活性酸素を除去する働きがあり、血液中の脂質の酸化を抑える作用があります。
また、老化抑えたり、動脈硬化や糖尿病の予防・改善に効果が期待できます。
めかぶがわかめの根元部分だということは、実はあまり知られていません。
わかめの生殖細胞が集まっている根元部分が「めかぶ」と呼ばれていて、加工品では緑色ですが、生の状態では茶色です。
めかぶはコリコリとした食感がクセになる、おかずだけでなく、お酒のおつまみとしても愛される海藻で、ネバネバとしたぬめりが特徴です。
熱に強く加工しやすいことから、さまざまな料理に対応でき、お味噌汁に入れたり、納豆と混ぜたりと、アレンジしやすい点も人気の理由です。
"めかぶ"の関連情報