あけびの栄養と効能

食品・食材果物 一覧あけび栄養効能
あけびakebi

あけびの栄養とその効能とは?

あけびの栄養と効能

あけびに含まれている栄養と効能をご紹介します。薄紫色の果皮が特徴的な、あけび。なかなか馴染みのある果物ではないかもしれません。

あけびは、熟して食べごろになると、果皮がぱっくりと割れて中の種が見えるようになります。

ほんのり甘みのある果肉を食べたり、果皮は炒め物や揚げ物、つるは乾燥し生薬として利用されます。

今回は、そんなあけびに含まれている栄養と期待できる効能についてご紹介します。

ビタミンCはみかんの2倍 - コラーゲンの生成を助けて美肌作り

あけびにはビタミンCが豊富に含まれています。その含有量はみかんの2倍にもなります。

ビタミンCは、紫外線によってできた黒色メラニンを目立たなくしたり、コラーゲンの生成を助けて肌に張りを与えたりといった効果を持つ栄養です。

また、ビタミンCには、抗酸化作用があり体内の活性酸素を除去する効能があり、心筋梗塞などの生活習慣病の予防に役立ちます。

あけびには食物繊維も - 腸内環境の改善、生活習慣病の予防に

あけびには、果肉と果皮の両方に食物繊維が含まれています。

食物繊維は、コレステロールを体外に排出する効能があり、生活習慣病予防に有効です。

あけびに含まれている食物繊維は、善玉菌を増やして腸内環境を整え腸内の掃除をしてくれるため、便秘解消の効果が期待できます。

また、食物繊維には、コレステロールの吸収を抑制する働きがあり、血糖値の上昇を抑える効能なども見られます。

糖質が豊富に含まれる - 疲労回復、体力低下を助ける効能

あけびは、糖質が豊富で水分が少ないのが特徴です。糖質の量はメロンに比べると2倍の量になるそうです。

糖質は、病中の体力の衰えを助けたり、エネルギーになるため疲労回復の効能が期待できる栄養です。

糖質は、食べ過ぎると太りやすいですが、適度な量の摂取であれば問題ありません。

果皮に多い栄養、アントシアニン - 目の健康を維持する効能

あけびの果皮にはアントシアニンという栄養が豊富に含まれています。

アントシアニンは、あけびの果皮に含まれる栄養成分で、網膜の中にあるロドプシンという物質の生成を助けることから、かすみ目や目の疲れ、視力の低下を防ぐ役割があります。

また、アントシアニンにも抗酸化作用があり、細胞の老化を防ぐなどの効果が期待できます。

あけびのツルにはミネラルが豊富

あまり知られていませんが、あけびのツルを乾燥させたものは「木通(もくつう)」と呼ばれる生薬として利用されています。木通は煎じて、膀胱炎や鎮痛薬、血行改善に利用されています。

あけびのツルにはナトリウムを体外に排出するカリウムを含み、高血圧の予防やむくみを解消する効能が期待できます。

また、サポニンは脂質を溶かす性質があるため、コレステロール値を下げたり、肥満を防ぐ効能も期待できます。

関連コンテンツ

関連記事