今、注目され始めている、モリンガ。
日本では、まだあまり馴染みの少ないモリンガですが、美容や健康維持をしている方の中には、すでに取り入れてい方もいるかと思います。
モリンガは可食部分が豊富な落葉樹で、国内では沖縄や熊本で栽培されています
アミノ酸やビタミン、ミネラル、食物繊維などがとても豊富で90種類以上もの栄養を含むとして、今、注目のスーパーフードです。
モリンガは、近年注目され始めたイメージですが、古代ギリシャ時代から治療薬、インドのアーユルヴェータでも利用されてきたそうです。
今回は、おもに注目されているモリンガの効能や栄養をご紹介します。
モリンガは、髪や肌などカラダをつくるアミノ酸が豊富です。
必須アミノ酸全9種類、非必須アミノ酸も9種類と(グルタミン、システイン、アスパラギンを除く)18種類も含みます。
また、便秘を解消する食物繊維や、ビタミンAやβ-カロテン、ビタミンB群などのビタミン、ミネラルも豊富に含まれるため、肌荒れを予防し美肌にも効果的です。
モリンガには、リラックス効果があります。
モリンガはアミノ酸の一種であるGABAが豊富で、その量は玄米の30倍にも及びます。
GABAは副交感神経の働きを強める栄養で、ストレスなどで高まる興奮状態を抑える効能があります。そのため、リラックス効果や安眠効果が期待できます。
モリンガには、便秘の改善や利尿作用がありデトックス効果があります。
モリンガは、水溶性と不溶性の両方の食物繊維を含みます。便の量を増し蠕動運動を促がしたり、水分を吸って便を柔らかくするなどの効能があり、スムーズな排便を促します。
また、カリウムの利尿作用には、体内の余分はナトリウムや水分を排出し、むくみの改善にも効果があります。
モリンガには、運動時の筋タンパク質の分解を抑える効能があります。
モリンガに含まれるBCAA(バリン、ロイシン、イソロイシン)は、筋肉に必要なタンパク質を合成し、運動中にタンパク質が分解されるのを防ぎます。
BCAAは、特に持久力をともなう運動では、筋肉のエネルギー源となり運動中のコンディションを整える効能があります。
さらに、疲労回復や筋肉痛を軽減する効果も期待される栄養素です。
モリンガにはアンチエイジングの効能があります。
モリンガには、ポリフェノールやクロロフィル、ビタミンEを含みます。また、ポリフェノールの含有量を赤ワインと比較すると8倍にもなるそうです。
これらには抗酸化作用があり、過剰な活性酸素の働きを抑制する効能が、老化を予防してアンチエイジングに有効です。
過剰な活性酸素の働きは、病気だけでなく肌やカラダの老化の原因となります。
モリンガには、生活習慣病の予防に効果があります。
GABAには中性脂肪や血圧を下げる効果もあります。また、食物繊維には、コレステロールの吸収を抑え、食後の急な血糖値の上昇を抑える効能があります。
また、過剰なナトリウムを排出するカリウム、ポリフェノールの活性酸素の働きを抑える効能には、動脈硬化や高血圧などを予防します。
これら栄養素がもつ効能や作用が、生活習慣病の予防に効果的となります。
モリンガは、ダイエット中のサポート食品として最適な食材です。
モリンガは、ダイエット中に不足しやすい、アミノ酸やミネラル、ビタミン、食物繊維などの栄養素が豊富です。
特に、ビタミンAは人参の4倍、ビタミンCもいちごの4倍、カルシウムは牛乳の20倍、鉄分はほうれん草の31倍ととても豊富な含有量です。
ダイエット中の方だけでなく、普段から栄養バランスが崩れている方にもおすすめです。
モリンガは、青汁などに利用されるケールや大麦若葉、モロヘイヤなどより栄養価が高いことで注目されています。
モリンガはパウダー状に加工され、溶かしてお茶として飲んだり 食品に混ぜたりと、手軽に食べられるようになっています。
また、お茶、サプリメント、化粧品など手軽に利用できるものが豊富です。