芽キャベツの栄養と効能

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芽キャベツbrussels-sprouts

芽キャベツの栄養と効能とは?

芽キャベツの栄養と効能

芽キャベツの栄養や効能についてお伝えしていきます。メイン料理の付け合せやシチューの具として見かける芽キャベツ。ベルギーのブリュッセルを原産とするキャベツの変種です。

コロッとした感じがなんともかわいらしい野菜ですね。実はこの芽キャベツ、様々な栄養が含まれている食材である事をご存知でしたか?

今回はそんな美容や健康に大変効果的な芽キャベツの魅力をご紹介します。ご自宅での献立の参考にしてみて下さい。

ビタミンKで骨の健康維持 - その効能とは?

芽キャベツに含まれる特徴的な栄養としてビタミンKが挙げられます。

あまり聞き慣れない名前ですが、ビタミンKには骨へのカルシウム定着作用を促す働きがあり、骨粗しょう症の予防や骨を丈夫にする効能が期待できます。

また、ビタミンKは血液の凝固作用があり、動脈の石灰化を防止したり、怪我などで出血した際に血が止まりやすくしてくれる栄養素です。

普段の生活であまり不足する事はありませんが、意識して摂取したい場合は吸収を助けるたんぱく質や適度な油と一緒に芽キャベツを食べると良いでしょう。

キャベツの3倍のビタミンC - コラーゲンの生成を助ける効果

芽キャベツにはビタミンCの栄養が豊富に含まれており、その含有量は100gあたり160mg、仲間である普通のキャベツの約3倍となっています。

これはゆでた芽キャベツを5個から6個程度食べるだけで1日分のビタミンCを摂取出来る程の含有量です。

芽キャベツに含まれているビタミンCは、コラーゲンの生成を助け、メラニンの発生を抑制する効果を持つので、美肌を目指している方にはうれしい栄養素です。夏場の厳しい紫外線からお肌を守ってシミを予防する効果も期待されます。

葉酸 - 細胞の生成や再生を促す

芽キャベツは数ある野菜の中でも葉酸が多く含まれています。

葉酸はビタミンBの一種で、たんぱく質やDNAをはじめとする核酸の合成に働きかけて細胞の生成や再生を促す栄養です。赤血球の生成を助長するなど生命の根幹に関わる効能を持ちます。

細胞分裂を活発に行う胎児にとっては特に大切な栄養であり、脳や脊髄と言った人間の基礎部分が作り上げられる妊娠7週間目あたりまでは十分な葉酸の摂取が必要となります。

妊娠早期の段階で葉酸が不足すると生まれてくる子供に先天異常が発生するケースもありますので、妊娠間もない妊婦の方は葉酸の摂取に気を配りましょう。

家庭菜園で芽キャベツを育てて食べよう!

農作物の中でも比較的小さく省スペースで栽培が可能な芽キャベツは、家庭菜園などベランダで気軽に育てる事が可能です。

芽キャベツは幹の周りに芽球がたくさん実る植物なので、家庭で育てる場合は中くらいの植木鉢に苗を植えます。栽培開始時期は春先と晩夏の年2回、収穫まではおよそ2ヶ月半~3ヶ月程度が目安です。

春に種をまく場合は害虫などに注意が必要ですので、慣れない内は秋口あたりに育て始めると良いでしょう。

収穫後は丸ごと素材を楽しめる芽キャベツの形を活かして定番のシチュー以外にも、メイン素材としてオリーブオイルと塩、コショウで炒め物にしたり、串に刺して揚げ物にしたりとアイディア次第で何通りものおいしい食べ方が楽しめます。

栄養満点で育てやすくおいしい食べ方満載の芽キャベツ、見た目も可愛いですし、お店でも手軽に購入出来ますので、はじめての家庭菜園にいかがでしょうか?

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