カリフラワーに含まれている栄養と効能についてご紹介します。カリフラワーは花キャベツやハナヤサイとも呼ばれ、ブロッコリーやキャベツと同じアブラナ科に属します。
ブロッコリーと形がよく似ていますが、緑黄色野菜のブロッコリーと違い、カリフラワーは淡色野菜です。
グラタンなどの洋食から、酢の物などの和食まで、幅広い料理に使われ、クセのない味が特徴です。
今回はこのカリフラワーをテーマに、その栄養や効能をまとめてみました。
目次
カリフラワーの栄養と効能
カリフラワーには、水溶性ビタミンの一種、ビタミンCが含まれています
カリフラワーのビタミンC含有量は食材の中でもトップクラスです。 ビタミンCが豊富なイメージのあるレモンと、ほぼ同じ量が含まれています。
ビタミンCは、強い抗酸化作用を持つ栄養で、老化の原因物質となる活性酸素を除去してくれるので、アンチエイジングの効能が期待できます。
カリフラワーでもうひとつ特筆すべき栄養が葉酸です。
葉酸は、細胞の分化に欠かせない栄養。胎児の先天異常の発症リスクを下げる効能があり、とくに妊娠の可能性のある女性に積極的に摂ってほしい栄養です。
また、赤血球の形成を助ける働きがあり、貧血を予防してくれる効能もあることから、「造血のビタミン」とも呼ばれます。
カリフラワーにはカリウムも多く含まれ、含有量はブロッコリーを大きく上回ります。
カリフラワーに含まれているカリウムは、ナトリウムとともに細胞内外の浸透圧を調整する効能がある栄養です。
余分なナトリウムを尿としてスムーズに体外に排泄させる働きにより、血圧の上昇を抑えたり、むくみを改善したりする効能が期待されます。
さらにカリフラワーには、第6の栄養素と呼ばれる食物繊維も多く含まれています
含有されているほとんどが水に溶けない不溶性食物繊維なので、腸を刺激して排便を促し、便秘を予防する効能があります。
また食物繊維を含むことで噛む回数が増えるため、食べ過ぎを防いだり、顎を強くしたりする効能にも期待できます。
カリフラワーはほぼ一年中出回っていますが、旬の冬に食べるともっとも美味しく味わえます。栄養も旬の冬の方が高いですね。
カリフラワーは一般的な白色の品種以外に、最近では紫色やオレンジ色、緑色をしたカラフルな品種も登場するようになってきました。
こうした色鮮やかな種類の方が栄養面で優れていることもあるので、いろいろなカラーを試してみてくださいね!
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