アスパラガスに含まれる栄養とカラダへの効能について解説していきます。
噛みしめると、シャキシャキとした歯ごたえが楽しいアスパラガス。焼いても茹でても食べられる、調理の幅が広い春野菜です。
中国では古くから薬膳料理の食材としても知られており、その高い健康効果が注目されています。
今回は、そんなアスパラガスの栄養と効能についてご紹介します。
目次
アスパラガスの栄養と効能
アスパラガスから発見されたことで「アスパラギン」と命名された栄養があることをご存じでしょうか?
アスパラギンはアミノ酸の一種で、クエン酸回路に働きかけて効率的にエネルギーを作り出す効能があります。
これによって持久力が高まり、激しい運動をしても疲れにくくなるのです。
肉体労働をしている方や高齢になってもパワフルに活動したい方には、アスパラガスに含まれるアスパラギンがおすすめです。
アスパラガスにはルチンという栄養も含まれています。
ルチンには毛細血管を補強し、全身に栄養や酸素がしっかり行き渡るようにサポートする効能があります。
また、血管の流れを正常化することで、動脈硬化や高血圧などの病気を予防します。
さらにルチンはポリフェノールの一種であるため、強い抗酸化作用があります。ルチンの持つ抗酸化作用により、老化防止やがん、生活習慣病の予防などの効能が期待できます。
アスパラガスは、メチルメチオニンを豊富に含んでいます。
メチルメチオニンは「ビタミンU」とも呼ばれる栄養素で、胃酸の過剰分泌を防ぐ効能があります。これによって胃を胃酸から守り、胃もたれや胸やけの解消、胃潰瘍の予防などに効果を発揮します。
食べすぎや飲みすぎの翌日、胃がもたれて痛むというときには、ぜひアスパラガスを! 食べると気分がスッキリし、胃もたれや胸やけが解消されます。
グリーンアスパラガスと、ホワイトアスパラガス。実は色だけでなく、含まれている栄養や効能も違うということをご存知ですか?
グリーンアスパラガスはカロテンが豊富で、ホワイトアスパラガスはビタミンが豊富なのです。
カロテンには老化防止や、がん・生活習慣病の予防、ビタミンには疲労回復や肌のシミ、シワを予防する効能などがあります。
風味も食感も違うので、まったく別の食材としても楽しめますね。
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