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チアシードchia-seeds

チアシードの効果 - ダイエットだけではない効果と栄養

チアシードの効果と栄養

スーパーフードの中でも人気が高いチアシード。

チアシードは「チア」の果実の種でシソ科のミントの一種、メキシコを中心とする南米で栽培され、米国FDAで栄養補助食品として認められています。

チアシードの栄養はとても高く、世界的トップモデルやセレブ達がダイエットや美容にと愛用しているとあって、日本でもチアシードのブームです。

特にチアシードの人気の高さは、調理をせずに手軽に摂れるというところ。ヨーグルトやスムージーなど水分があるものに加えれば簡単に食べることができます

今回は、そんなチアシードの効果や含まれる栄養についてご紹介します。

チアシードに含まれるグルコマンナン - 便秘解消、腸内環境の改善の効果

チアシードにはグルコマンナンが含まれています。

グルコマンナンは、食物繊維の一種でこんにゃくにも含まれている成分、チアシードを水に浸すとあらわれるゲル状の物です。

人間はグルコマンナンを消化できる酵素をもたないため、高粘度のまま胃や小腸を通過し、便とともに有害物質を排出して便秘を解消します。

また、チアシードには不溶性の食物繊維であるセルロースとリグニンも含むため、より腸内環境の改善に有効です。

満腹感が得られダイエットに効果的! 食べ過ぎ防止にも!

チアシードは、10倍以上に膨らむため、満腹感が得られ腹持ちも良く、さらにジェル状になったグルコマンナンの食感が「食べた満足感」を強く与えてくれます

食事の20分ほど前に、ヨーグルトなどに混ぜたチアシードを食べることで、食べ過ぎを防止することができます。

また、チアシードは、コレステロール・グルテンフリーなので美容やダイエットに効果的な食品です。

オメガ3脂肪酸(α-リノレン酸)- 血流改善、コレステロール値の低下

チアシードには、オメガ3脂肪酸のひとつであるα-リノレン酸が含まれます。

チアシードに含まれるα-リノレン酸は、体内で作ることができない不飽和脂肪酸の1つで細胞膜を構成しています。

α-リノレン酸には、血管をしなやかにして血流を促し血栓の予防に効果があります

また、α-リノレン酸とグルコマンナンには、共にコレステロールを下げる効能もあり、生活習慣病の予防にも効果があります。

豊富なアミノ酸を含む

チアシードに含まれるアミノ酸には、体内で合成ができない必須アミノ酸が8種類、非必須アミノ酸を19種類も含んでいます。

アミノ酸は、脳や筋肉、血液、遺伝子など人の体の構成に必要なタンパク質です

そのため、健康なカラダを維持するためには、常にアミノ酸の補給が大切になります。

ミネラル類はトップクラスの含有量! - 不足しがちなミネラルが補える

チアシードはミネラル類がトップクラスの含有量を誇り、現代人に不足しがちなカルシウム、マグネシウム、カリウム、鉄、亜鉛などの栄養が含まれています

また、カルシウムとマグネシウムは2:1と理想的な割合で含まれ、骨や歯、筋肉を作るのに欠かせません。

また、細胞の代謝に必要な亜鉛、貧血の予防に効果的な鉄など、ダイエットや偏食によって不足しやすいミネラルが含まれています。

栄養素の宝庫 - 豊富な栄養素が美肌作りに効果的!

チアシードには、食物繊維、アミノ酸、ミネラルと美肌を作るのに必要な栄養が豊富に含まれています。

食物繊維の便秘を改善する効果は、ニキビや肌荒れの予防につながります。

また、肌のハリを作るコラーゲンの生成や肌の保湿効果、血色を良く見せる鉄分などアミノ酸やミネラルを含み、チアシードは美肌作りにも効果的です。

チアシードはたっぷり水分を吸収させて食べるのが効果的

チアシードは、そのまま食べると体内の水分を吸収して、便秘になってしまうことがあります。

また、チアシードは種ですからカロリーが高いため、一日大さじ1杯(10g)が適量です。食べ過ぎには注意しましょう。

チアシードの正しい食べ方は、チアシードの10倍のお水に浸し12時間ほど置いて十分に水分を含ませたら、水分のある食品に混ぜて噛みながら食べます。

チアシードは、つぶつぶとした食感はありますが、味に癖はないのでヨーグルトやスムージー、ゼリーやジャム、ドレッシングなど様々な料理に混ぜられます。

また、黒いチアシードと比べホワイトチアシードの方がより栄養価が高く、膨張率も10~14%もあるそうです。

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