ミントに含まれている栄養と期待できる効果や効能をご紹介していきます。ミントは別名「ハッカ」とも呼ばれ、スーっとした爽快感で人気のハーブ。
ガムやキャンディ、アイスなどのお菓子に広く使われるほかにも、強い清涼感を活かして化粧品や歯磨き剤などの生活用品でも大活躍しています。
ミントは手軽に育てることもできますので、家庭菜園で育てている人も多いでしょう。
今回は、ミントが持つカラダへも効能と効果について、詳しくご紹介します。
目次
ミントの効果と効能 一覧
ミントは、メントールが豊富に含まれていることが最大の特徴です。
メントールは、ミントの特徴であるスーっとした清涼感のある成分。メントールには、強い抗菌効果や清涼作用、また血管を広げる効能が期待できます。
また、眠気覚ましや気分転換、口臭や体臭を防ぐなどの働きもあります。皆さんもガムなどでこれらの効果を実感したことはあるのではないかと思います。
ミントの持つ清涼効果を活かして化粧品にも広く使用されていますが、肌質の弱い人は刺激が強すぎることもありますので、注意して使用することをおすすめします。
ミントには、ポリフェノールの一種であるフラボノイドが含まれていることも押さえておきましょう。
フラボノイドは、植物に含まれている色素の総称です。現在、世界には2,000~4,000種類ものフラボノイドが存在すると言われています。
フラボノイドは、強い抗酸化作用を持ち、細胞の老化防止効果が期待できます。また、ガンの予防にも効能が期待されている栄養です。
ほかにも、血圧の上昇を抑えたり、アレルギー症状の改善をしたりするなど、さまざまな効果や効能が期待できます。
ミントには、タンニンという栄養素が含まれています。
タンニンはポリフェノールの一種で、強い抗酸化作用を持ち、メラニン細胞の活動を抑える効果が期待できます。
また、毛穴の収れん作用があるほか、腸壁を引き締める効果による下痢の改善にもつながります。
しかし、タンニンを摂りすぎると便秘になりやすくなってしまいますので注意が必要です。
ミントは、ミントポリフェノールという成分が含まれています。
ミントポリフェノールは、粘膜の腫れを抑えるなどのアレルギー症状改善が期待できる栄養成分です。
花粉症などのアレルギー症状で悩んでいる人は、おすすめです。ミントポリフェノールは、主にペパーミントに多く含まれています。
ミントには、ビタミンCも含まれています。
ビタミンCは、美容全般に効能が期待できる栄養素で、美白・美肌を目指す女性には必要不可欠なビタミンです。
また、免疫力を強化したり、ストレスをやわらげたりする効能も期待できます。
ストレスが多い人やタバコを吸う人は、体内のビタミンCが壊れがちなので、特に多く摂ることを意識してください。
種類豊富なミントの中でも特に有名で広く愛されているのが、スペアミント、ペパーミント、クールミントでしょう。
スペアミントは、葉の先がやや尖った形をしていて、主にお菓子などの味付けに利用されます。
ペパーミントは、丸みを帯びた葉の形をしていて、香りや殺菌効果の強さが特徴的です。
クールミントは、メントール成分が多く清涼感が強いため、日用品に向いている種類です。
普段、意識していなかったミントにもこれだけの種類と用途があるんですね。今後は食品や用途によってどのようなミントが使われているかに着目するのも面白いかもしれません。
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