ちりめんじゃこには、栄養素がたくさん含まれていることをご存知ですか?
ちりめんじゃこは、いわし類の稚魚を水揚げした後に、塩の入った水で茹で天日干しで乾燥させたものです。ちりめんじゃこには栄養が凝縮されていて、健康に良い食品の一つとして注目されています。
今回はそんなちりめんじゃこの栄養や効能について説明していきます。ちりめんじゃこの持つ魅力を味わってみて下さい。
ちりめんじゃこは、とっても小さな小魚ですので、頭から尾っぽまでの全てを食べることができます。
この丸ごと食べれれるという点が、ちりめんじゃこの魅力で、ちりめんじゃこの栄養を全て摂取することができるのです。特に、ちりめんじゃこには、カルシウムが多く含まれ、健康維持には適した食品とされています。
ちりめんじゃこに含まれているカルシウムの含有量は、100gあたり520mgです。これは、牛乳の約4倍のカルシウム含有量に相当します。
カルシウムはミネラルに分類される栄養で、その効能には、骨や歯の形成、筋肉の収縮や細胞の機能調整をする役割があります。ちりめんじゃこは、お酢や梅干しなどと一緒に食べることで、さらにカルシウムが体内に吸収されやすくなります。
ちりめんじゃこは、魚全てを食べることから魚油に多く含まれる脂肪酸のDHAを含んでいます。
DHAは多くの効能を持ち、脳を元気にして健康維持に欠かせない栄養素です。例えば、コレステロールや中性脂肪の低下、動脈硬化の予防が期待できます。
さらに、DHAは憶力の向上や乳幼児の脳神経発達、アルツハイマー病発症予防にも役立つものです。抗うつ作用やストレス軽減にもなるので、脳を活性化させ健康的になることができます。
ちりめんじゃこは、DHAとともにEPAも多く含んでいます。
EPAとは、心筋梗塞や脳梗塞など生活習慣病の原因である血栓を防ぐ効果があるものです。
主な効能として、血中の悪玉コレステロールや中性脂肪を減らし、動脈硬化の予防をします。高度飽和脂肪酸なので、血液の粘度を減らし血液をサラサラにもしてくれるます。
よって、生活習慣病予防にはちりめんじゃこに含まれるEPAは有効とされています。また、アレルギーの緩和や精神を安定させる効果があるので、多く摂取することで元気を保つことができるのです。
EPAの効能の一つに、ダイエットサポートがあります。
EPAを摂取することで脂肪酸感受性細胞を刺激し、痩せるホルモンであるGLP-1を放出するからです。これが出ることで、食欲抑制、消化スピードの低下、血糖値を安定させるなどの効能があります。
また、消化のスピードが低下することにより、満腹感を持続することができます。さらに血糖値を安定させることで、急激な上昇を防いで体脂肪の増加を防ぐことにもなります。
美味しいちりめんじゃこを見分けるためには、色と大きさ、乾燥度が関わってきます。
色は産地によって変わりますが、見た目としては「白いちりめんじゃこ」は新鮮とされています。
ちりめんじゃこは大きさも様々ですが、佃煮には小さいちりめんじゃこが最適です。乾燥度では、しっかりと干してあって乾燥しているものがいいとされています。この条件が揃うと新鮮で美味しいとされ、含まれている栄養や効能も高いものとなります。