カプチーノやコーヒー、アップルパイなど様々な食べ物や飲み物に使われてきたシナモン。
その歴史は古く、紀元前4000年のエジプトでミイラの防腐剤として使用されていたことに始まり、旧約聖書にもその名を記されています。
日本では香りづけとしてのイメージが強いですが、実は健康に役立つ効能が豊富なことはあまり知られていません。
今回は香りだけではないシナモンの魅力と健康効果をご紹介します!
シナモンには血行を促進させてむくみを軽減させる効能があります。
汗や尿とともに不要物を体外に排出させるための水分代謝が悪くなると、体内に余分な水が溜まり、むくみの原因となるのです。
また、血流を促進することから、冷え性の改善にも役立ちます。
近年の研究で、シナモンには血糖値を下げる作用があることが分かってきました
シナモンには血糖調節ホルモンでもあるインスリンの分泌を助ける効能があるほか、糖尿病の原因にもなる活性酸素を抑制する効果もあります。
血糖値を気にされている方は、シナモンを積極的に摂取しましょう。
女性に人気のアロマテラピーですが、シナモンにもアロマ効果があります。
シナモンは身体を温める効果や、鎮痛などにも効能を秘めています。
さらに香りがもたらす効能としては、気分を高揚させたり、落ち込んでいるときやこれから頑張りたいと思っている時などにもおすすめの香りです。
シナモンの象徴的な甘く爽やかな香りは、桂皮アルデヒドと呼ばれる成分で、消化促進に作用します。
シナモンの特有の香りによって嗅覚を刺激し、胃の働きを高めることで胃液の分泌を活性化させ、消化を促進します。
カプチーノやアップルパイなどの香りづけとして使われるイメージの強いシナモンですが、実はスパイスとしても利用されています。
カレーのスパイスとしても知られるガラムマサラは、シナモンとクローブ、ナツメグを基本として調合されています。
特に、ガラムマサラはカレーなどインド料理のスパイスとして多用されているため、シナモン効果をより得たい方はインド料理を食べるのもおすすめです。
最新の米国の調査によると、脂肪の多い食事にシナモンを取り入れることで、糖尿病や心血管疾患などの様々なリスクを減らす可能性があることが明らかになりました。
ラットによる実験段階なので人への影響は定かではありませんが、体重、脂肪、血中脂肪、血糖値、インシュリン濃度で良い結果が出たとの事です。
研究者のJuturu氏によれば、シナモンに含まれているポリフェノールが、心血管疾患のいくつかのリスクを減らすのではないかと考えているようです。
"シナモン"の関連情報