アジに含まれている栄養とその効能をお伝えしていきます。食卓にも上りやすいおなじみの魚アジ。
年間を通して流通していますが、特に夏が最も美味しい時期とされています。焼き魚だけでなく、アジのたたきやフライなど料理のバリエーションも豊富ですね
実は、アジはバランス良く栄養素が詰まっていることをご存じでしょうか。
今回は、アジの栄養とその効能についてお話しましょう。
目次
アジの栄養と効能 一覧
アジには、良質なタンパク質が豊富に含まれています。
タンパク質は人間のカラダに必要な五大栄養素のひとつで、カラダを作る主成分になります。
筋肉や臓器だけでなく、髪や爪など、あらゆる人体の組織を作るために必要不可欠な栄養です。
また、体内での代謝に関係する酵素の原料にもなりますから、不足しないようにしっかりと摂るようにしましょう。
アジにはDHAが豊富に含まれています。
アジに含まれているDHAには血管壁の細胞膜をやわらかくする働きがあるため、血流をスムーズにする効果があります。
また、赤血球の細胞膜もやわらかくするので、血液をサラサラにしてくれます。
悪玉コレステロールを増やす働きもあるので、動脈硬化や心筋梗塞、高血圧などの生活習慣病の予防にも効果が期待されています。
アジには、ナイアシンという栄養も含まれています。
ナイアシンはビタミンB群に属する栄養で、主な働きは補酵素として体内での代謝を促すこと。
また、アルコールの代謝を促してアセトアルデヒドを分解するので、二日酔い対策にも効能があります。
アジは、ビタミンB6も含み、タンパク質の代謝をサポートする効果があります。
さらに、肝臓に脂肪がたまるのを防いだり、免疫力を正常に保ったりするなど、多くの効能がある点も見逃せません。
ビタミンB6は免疫力を正常に保つ効果があることから、アレルギーの予防や治療に効果が期待されています。
アジには、ビタミンB12も含んでいる点に注目しましょう。
アジに含まれているビタミンB12は、赤血球を作るために不可欠な栄養で、貧血の改善と予防に効能大。 また、神経機能を正常に保つ効果もあります。
ビタミンB12を野菜から摂取するのは難しいので、アジなどの動物性食品を食べることを意識しましょう。
アジには、健康な骨や歯を作るために不可欠なビタミンDを含みます。
ビタミンDは、さらに血中のカルシウム濃度を適切に保つことで、神経伝達や筋肉の収縮を正常に行う効能もあります。
ビタミンDは日光浴でも生成される栄養ですが、外に出ることが少ない人は食べ物からも積極的に摂りたい栄養です。
アジには、ミネラルの一種セレンが含まれています。
セレンは、強い抗酸化作用があることで知られていて、若返りやガン予防に効能がある点で注目の栄養。
さらに、体内の有害物質を解毒する効能があることでも知られています。
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