名称 | レタス | 分類 | キク科アキノノゲシ属 |
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旬の時期 | 4~5、6~9月ごろ | 主な産地 | 長野、茨城など |
レタスの旬は、おもに春と夏~秋の季節になります。
春が旬の春レタスは4~5月、夏~秋が旬のレタスは6~9月頃となります。
このように春と夏~秋にかけて旬を迎えますが、ほぼ一年中出荷されています。季節によって産地を変えたり、露地やハウスで栽培されています。主な生産地は長野県、茨城県、群馬県などです。
多くの種類がありますが、おもに玉レタスと葉レタス(リーフ)の2つに分けることができます。種類別の旬は以下の通りです。
種類 | 旬の季節 | 備考 |
玉レタス | 4~9月 | 一般的なレタス。キャベツのように結球するタイプ。 |
サラダ菜 | 通年 | バターを塗ったような葉の照りと柔らかな食感が特徴。 |
サニーレタス | 5~9月 | 葉先が赤く薄くてやわらか、玉レタスより栄養価が高い。 |
グリーンリーフ | 通年 | 葉先がヒラヒラとカールし、クセがなく食べやすい。 |
フリルレタス | 6月上旬~10月上旬 | 葉先がギザギザしたフリル状。食感はシャキシャキ |
サンチュ | 通年 | ほんのり苦みがあり葉肉が厚いのでシャキッとした食感。 |
ロメインレタス | 通年 | わずかな苦みと葉が厚めでかたくパリッとした食感。シーザーサラダによく使われている。 |
茎レタス(山くらげ) | 6~7月、11~12月 | 3~5cmくらいの長い茎の先に葉が付いた茎レタス。茎を縦に細く切って乾燥したものが山くらげ。 |
レタスの種類と旬の季節について
レタスは種類によって含まれる栄養が異なります。玉レタスは淡色野菜、リーフレタスは緑黄色野菜と区別されていて、リーフタイプの方が栄養価が高く、特にβ-カロテンが多く含まれています。
β-カロテンやビタミンB群、サポニンなどの栄養が含まれていますが、それほど多くはなく、全体の約95%が水分で占められています。レタスのみずみずしさとシャキッとする歯ごたえは、この水分の多さが秘訣なんですね。
レタスとなにかと比較されやすいのがキャベツ。そんなキャベツも通年出回っていますが、レタスと同じように春や夏、そして冬の季節にも旬を迎えます。好みもありますが、春に旬を迎えるキャベツは葉が柔らかく甘みも十分で、サラダや塩もみで食べるのに適してします。(詳しくはキャベツの旬へ)
レタスは多くの県で栽培され出荷されていますが、中でも国内で最も生産量が多いのが長野県です。
レタス畑(高原野菜/長野県)
長野県で生産されているレタスの旬は夏~秋の季節です。暑さが苦手な作物なので、冷涼な気候がレタス栽培に適しているのです。そのため、高温期には長野県の高原のような、気温が高くなりにくい地域で栽培されます。
以下では、主な生産地と収穫量、旬の季節についてまとめています。
産地 | 生産量(収穫量(t)) | 旬の季節 | |
1 | 長野県 | 191,500 | 春、夏~秋 |
2 | 茨城県 | 87,400 | 春、冬 |
3 | 群馬県 | 49,100 | 夏~秋 |
レタスの主な産地と収穫量、旬の季節について
春から初夏の季節は長野県や茨城県、夏~秋は長野県や群馬県、冬は茨城県で生産され旬を迎えます。真冬の季節は長崎県や香川県などの九州や四国といった、温かい地域で栽培されます。
このように季節によって産地を変えて栽培していくことを「産地リレー」と言います。産地リレーは、日本の細長い地形を利用して、作物が育つ最適な地域に移り一年を通して供給できるようにしています。そして、レタスは産地リレーの代表格とも言える野菜です。