バジルの効能と栄養をご紹介します。バジルはイタリア料理でよく登場するハーブで、さわやかな香りが特徴です。
パスタやサラダ、ピザ、ソテーといった料理を中心に、香り付けや臭み取りに使われたり、ペースト状にしてソースとして用いられたりと、様々な場面で利用されています。
バジルは育てやすいので、自家製ハーブとして栽培したことのある方も多いかもしれません。
今回のテーマはバジル。身体に優しいさまざまな効能と栄養についてご紹介します。
目次
バジルの効能と栄養 一覧
バジルには、β-カロテンの栄養が豊富に含まれています。その含有量は食品の中でもトップクラスになります。
β-カロテンは緑黄色野菜に多く含まれる栄養で、体内でビタミンAとして働くプロビタミンAの一種でもあります。
β-カロテンは、強い抗酸化作用により老化を防止したり、がんや動脈硬化を予防したりする効能もあり、アンチエイジングに効果的として注目されています。
ちなみに、ビタミンAには目の健康を守る効果、皮膚や粘膜を正常に保つ働きがあります。
バジルには、脂溶性ビタミンの一種であるビタミンKも含まれています。その含有量は、これもまた食材の中でトップクラス!
ビタミンKは血液凝固を促す効能があるため、出血した際に止血する効果が期待できます。
また、カルシウムの骨への沈着を促す効能もあり、骨を丈夫にして骨粗鬆症の予防にも役立っています。
ビタミンKはバジルのほかに、モロヘイヤや納豆、あしたばなどの食品に多く含まれています。
バジルには、同じく脂溶性ビタミンの一種、ビタミンAも多く含まれます。
ビタミンAは、目の網膜内にあって光の認識に関わるロドプシンという成分になり、視力を支える効能があります。
また、暗いところで視力がきかなくなる夜盲症の発症リスクを軽減してくれます
ビタミンAはバジルの他に、レバーに非常に多く含まれており、アンコウやうなぎの肝、海苔などの食材にも多く含まれています。
同じく脂溶性ビタミンに属するビタミンEも、バジルに多く含まれる栄養として挙げられます。
ビタミンEにはさまざまな効能があり、抗酸化作用によるアンチエイジング効果、血行をよくして冷え症や肩こりを改善する働きなどが期待できます。
また、ビタミンEは性ホルモンの生成に関与しており、生理機能の維持、生理不順の改善などにも効果があります。
ビタミンEを習慣的に摂取して老化を防ぎ、細胞を若々しく保ちましょう。
バジルには、ミネラルの一種であるカルシウムも多く含まれます。
カルシウムは、ご存知の通り、骨や歯の健康を支える重要な栄養素であり、骨粗鬆症を予防する効能があります。
また、筋肉のスムーズな収縮を促したり、神経の興奮を抑えたりする効能もあります。
バジルは、シソ科のハーブで、シソの仲間です。
おもに食卓で使われるスイートバジルをはじめ、レモンバジルやシナモンバジルなどの品種があります。
爽やかな香りの元となっている成分には、リラックス効果も認められており、カラダにも心にも優しいヘルシー食材です。
"バジル"の関連情報