ビーフンの栄養と効果についてお伝えしていきます。ビーフンは、うるち米(インディカ種)から作れるお米の麺です。
ビーフンは、中国が発祥の食品です。東南アジアあたりでは小麦が作れなかったため、お米の麺(ライスヌードル)である「フォーやブン」などが豊富です。
ビーフンは、中国や台湾、タイ、ベトナム、フィリピン、シンガポールなどで食べられています。
今回は、ビーフンの栄養とその効果についてまとめています。
目次
ビーフンの栄養と効果 一覧
ビーフンはお米から作られるため、炭水化物が豊富です。その量はビーフンの79.9%が炭水化物となります。
三大栄養素の一つでもある炭水化物のおもな働きはエネルギー源となることで、最も多く使われるエネルギーです。
炭水化物は消化吸収が良く、素早くエネルギー源に変換されるため疲労回復にも効果があります。
そのため、炭水化物の摂取量が極端に少ないと疲れやすくだるいといった原因となり、さらに基礎代謝も落ちてしまいます。
ビーフンに含まれる炭水化物(ブドウ糖)は、脳のエネルギー源となります。
炭水化物は、脳のエネルギー源となって脳の活性化や集中力を高める効果があります。
炭水化物の不足が続くと、集中力の低下やイライラするといった状態に陥りやすいと言われます。
活発に動いたり頭を使うためには、炭水化物でエネルギーを得るのが重要となります。
ビーフンにはモリブデンが含まれています。
モリブデンは、銅とともに鉄の利用を促して、貧血を予防する効果があります。
モリブデンは、ヒトの体内では肝臓や腎臓に多く存在します。鉄分が不足すると、肝臓に貯蓄された鉄分の利用効率を高める造血作用があります。
ビーフンに含まれる栄養素は、少ないですが食物繊維やミネラルなどを含んでいます。
セレンやクロム、骨の形成に関わるカルシウムやマグネシウム、リンなどの栄養が含まれています。
また、ビタミンでは、ビタミンB1、ナイアシン、パントテン酸、その他、食物繊維やタンパク質を含みますが、いずれも微量となります。
ビーフンは100g中79.9gが炭水化物でGI値も88と高めです。炭水化物はカラダや脳のエネルギー源となる必須な栄養ですが、食べ過ぎには注意が必要です。
炭水化物を空腹時に一気に食べたり、過剰に摂取したり、エネルギーとして消費しきれないと体脂肪となり肥満の原因となります。
また、ビーフンのような主食となる炭水化物を抜いて、お菓子やデザートを優先して食べるのもよくありません。
炭水化物の摂り過ぎは良くありませんが、正しく食べれば問題はなく太る心配もありません。
ビーフンは炭水化物が豊富ですが、野菜やスープも一緒に摂るため、極端な炭水化物の摂取にはなりにくい食材です。
焼きビーフンや汁ビーフンでは、豚肉や海鮮、たっぷりの野菜やきくらげを加えてつくると、食物線維の働きで血糖値の上昇を緩やかにすることができます。
また、ビーフンに足りないタンパク質やビタミン、ミネラルも補うことができます。
特に豚肉に含まれるビタミンB1には、炭水化物の代謝を促進する効果があり、エネルギーに変えやすくしてくれます。
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