春雨に含まれている栄養とカラダへの効能をご紹介します。
つるつるとした食感で人気の春雨は、サラダにしたり鍋の具にしたりと多くの人に愛されている食材です。
春雨という名称は、茹でた後の透明な状態がまるで春に降る雨のように繊細に見えることから、日本で名づけられました。
今回は、この春雨に含まれている栄養や効能をクローズアップしていきます。
目次
春雨の栄養と効能
春雨には、炭水化物の栄養が豊富に含まれています。
炭水化物は、体内に入ると糖に変わり、脳を働かせるためのエネルギー源となります。
炭水化物を極端に減らすダイエットを長期間続けると、脳内の栄養が不足して記憶力や判断力の低下を招いたり、神経機能に支障が出たりするので避けるようにしましょう。
ただし、摂り過ぎも肥満の原因となりますので、適量を守って摂るようにしましょう。春雨はカロリーも少ないため、炭水化物を効率的に摂取するには適した食材と言えます。
春雨には、カルシウムを含んでいることにも注目です。
カルシウムは、健康な骨と歯を作るために欠かせない栄養で、特に子供の成長期には欠かせません。
カルシウムが不足すると、大人になってからも骨がスカスカの状態になる骨粗鬆症の原因となるので、注意が必要です。
カルシウムはビタミンDと同時に摂取することで、体内の吸収率がアップするのでこちらもあわせて覚えておきましょう。
ちなみに、春雨意外にカルシウムを多く含む食品は、ししゃもやイワシなどの小魚類、ビタミンDを多く含む食品は、きくらげやアンコウの肝などです。
春雨には、鉄分も含まれています。
鉄分は、血液の赤血球のヘモグロビンを作る栄養で、増血が期待される効能があります。
こうした作用から鉄分には、貧血予防や改善に大きな効果があり、めまいや立ちくらみの症状の解消につながります。これは良く知られた効能ですね。
女性は毎月の生理などで特に鉄分が不足しがちなので、意識的に多く摂るように心がけてください。
ちなみに、春雨以外で鉄分を多く含む食品は、レバー、青のり、ひじき、あゆ、しじみなどがあります。
豊富な栄養や効能をもつ春雨ですが、春雨にも様々な種類があることを覚えておきましょう。
日本で主に売られている春雨は、主にでんぷんや片栗粉を原料にしています。
それに対して、「緑豆春雨」と呼ばれるものは、緑豆のでんぷんを原料にしている点に違いがあります。春雨は火が通りやすい特性を持っており、緑豆春雨は荷崩れしいにくい性質があります。
さっとゆでる場合は普通の春雨を、鍋物など長く煮込む場合は緑豆春雨を使うなど、用途に応じて使い分けると良いでしょう。
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