おなじみの緑黄色野菜の一つである、ししとう。ナス科の野菜であり、唐辛子の一種です。
ししとうは唐辛子の中でも、辛くない唐辛子(甘唐辛子)ですが、ごくまれにピリっと辛いものも存在します。
今回はししとうの栄養について、その効果や効能をお話します。
目次
ししとうの栄養と効果
ししとうにはβカロテンが含まれています。
β-カロテンは、粘膜や皮膚の形成や免疫機能を正常に保つために必要な栄養で、ししとうのような緑色の濃い野菜に含まれています。
また、正常な視力の維持にも効果も期待できるので、疲れ目のケアにもおすすめです。
β-カロテンは体内ではビタミンAとしても変換されるため、他の栄養素の働きを助ける効能も期待できる栄養素です。
ししとうには、ビタミンB6も含まれています。
ビタミンB6には肝臓の脂質代謝を促す働きがあります。
また、皮膚や髪、爪や歯などの組織を正常化させる働きもあるので、女性にはうれしい働きですね。
さらには、ビタミンB6にはアレルギーの治療や予防も期待されているため、各方面で研究が進んでいます。
ししとうには、肌のコンディションをサポートするビタミンCも含まれています。
ビタミンCには抗酸化作用があるため、老化の原因でもある体内の活性酸素を除去し、お肌を適切にサポートします。
さらにビタミンCには、免疫力の向上から冬場に重宝する栄養のひとつです。
ししとうにモリブデンという栄養が存在しています。
モリブデンはミネラルに分類される栄養の一つで、体内の鉄分の利用を促して貧血を予防する効果があります。
その見た目が、しし(獅子)の頭に似ていることから名づけられた、ししとう。
ししとうは果肉が厚いため、熱に弱いビタミンCでも比較的壊れにくいというメリットがあります。
また調理時にししとうに油脂を使うと、含有率の高いβ-カロテンの吸収率も高まるので、栄養を効率的に摂ることができるため、おすすめです。
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