ザーサイに含まれている栄養とその効能をお伝えしていきます。コリコリとした歯ごたえがたまらない「ザーサイ」。
ザーサイは、香辛料などの調味料に漬け込み発酵させた漬物で、お酒のおつまみやご飯のお供として人気の一品です。
また、ザーサイは風味もよく、チャーハンやスープの具としても使用されていますね。
今回は、そんなザーサイに含まれる栄養や効能について、学んでいきましょう。
目次
ザーサイの栄養と効能 一覧
ザーサイには、ミネラルの一種である栄養、カリウムが豊富に含まれています。
カリウムは、体内のナトリウム量を調整して余分な水分を排出することで、むくみ解消に効能のある栄養です。
塩分の多い食事を摂ったり、水分を摂り過ぎたりする人は、カリウムも意識して摂るようにしましょう。
カリウムはお酒を飲んだ後のむくみを解消するためにも効果的ですので、ザーサイなどでうまく摂取しましょう。
ザーサイは、鉄分を多く含有しているのも特徴のひとつです。
鉄分は、血液中の赤血球にあるヘモグロビンを作るのに必要な栄養のため、貧血予防と解消に大きな効能が期待できます。
特に、女性は生理や出産などで鉄欠乏性貧血になりやすいため、意識的に摂取するようにしましょう。
なお、鉄分はビタミンCと一緒に取ることで、体内吸収率を上げることができます
ザーサイには、カルシウムも多めに含まれています。ザーサイにカルシウムとはちょっと意外ですね。
カルシウムは、丈夫な骨や歯の形成や筋肉の収縮、細胞の機能調整、神経の興奮を抑える効果のある栄養です。
丈夫な骨と歯の維持は、成長期の子どもだけでなく老年期の大人にとっても重要です。
なお、カルシウムはビタミンDと一緒に摂ることで効率良く体内に吸収されるので、一緒に摂取するようにしましょう。
ザーサイは、ビタミンKの含有率が高いことも注目のポイントです。
ビタミンKは、ケガなどで出血した際、止血するために欠かせないビタミンです。
欠乏すると、凝固に時間がかかったり傷がなかなか治らなかったりするため、不足しないように摂取しましょう。
ザーサイには、食物繊維も多く含まれています。これも意外なザーサイの栄養。
食物繊維の効能である整腸作用には、便秘の解消に有効です。
食物繊維と一緒にたっぷりの水分と摂ることで、便のかさを増し、腸の蠕動運動を促がして、老廃物をすっきりと排出することができます。
ザーサイは、青菜頭(チンサイトウ)を原料にした中国の代表的な漬物です。
ザーサイとして食べられるのは、茎の下の方にできるこぶの部分です。
古くから中国の家庭で作られていたもので、日本には戦後になってから広まったという経緯があります。
今では、日本国内でも一般家庭に普及し、人気がありますね。
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