高菜の栄養とその効能をお伝えします。高菜と言えば、漬物として愛されている人気の葉野菜です。
高菜漬けは、野沢菜(野沢菜漬け)や広島菜漬けと並ぶ、日本三大漬物のひとつです。最近では、漬物だけでなくラーメンの薬味としても定着しつつありますね。
今回は、そんな高菜に含まれている栄養と効能についてじっくり解説していきましょう。
目次
高菜の栄養と効能
高菜には、抗酸化作用の強いアリルイソチオシアネートが豊富に含まれています
高菜に含まれているアリルイソチオシアネートは、高菜のピリッとした辛味成分で、マスタードやわさびにも含まれています。
アリルイソチオシアネートは殺菌効果や抗菌効果が高い栄養で、また胃液の分泌を促進させて消化を促す働きがあるため、食欲増進に効能があります。
さらに、血栓を防ぐ働きがあるため動脈硬化を防ぐ効果や、ガンの予防にも期待されています。
高菜には、β-カロテンの栄養がとても豊富に含まれています。
高菜に含まれているβ-カロテンには、強い抗酸化作用があり、細胞の老化防止に大きな効能があります。
必要に応じて体内でビタミンAに変換されますが、β-カロテン単体でも視力機能の保持など多彩な働きをする栄養です。
緑黄色野菜に多く含まれているので、β-カロテンを摂りたい場合は、高菜のような色の濃い野菜を食べてください。
高菜には、ビタミンCも含まれています。
ビタミンCといえば、果物に含まれている栄養のイメージが強いですが、高菜のような野菜にも含まれているんですね。
ビタミンCは、肌の美白や若返りに欠かせない栄養素で、強い抗酸化作用を持つことが特長です。
細胞の老化防止だけでなく、免疫力を高めるなどさまざまな効能があります。ビタミンCは水溶性のビタミンなので、高菜などで普段からこまめに摂るようにしてください。
高菜には、ビタミンB1が含まれています。
ビタミンB1は、特に炭水化物(糖質)の代謝を促す栄養として知られています。
ビタミンB1が不足すると、エネルギーが作り出されなくなってめまいがしたり、倦怠感を覚えたりします。
炭水化物過多になりがちな食生活をしている人は、高菜などでビタミンB1を意識して摂るようにしてください。
高菜には、肥満の改善にも役に立つビタミンB2が多く含まれています。
ビタミンB2は、特に脂質の代謝を促すことで知られている栄養です。さらに、過酸化脂質の分解も促すなど、生活習慣病の予防や改善にはうってつけと言えます
また、細胞の新生と再生をつかさどる栄養素ですので、肌荒れやニキビで悩んでいる人には、肌質の改善にも効能が期待できるでしょう。
高菜には、ビタミンKも豊富に含まれています。
ビタミンKは、ケガをした時などに正常に止血がなされるように働きかける栄養で、「止血のビタミン」の別名を持ちます。
また、骨粗鬆症の予防にも効能がある栄養なので、特に女性や老年期の人は多く摂りたい栄養素です。
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