名称 | かぼちゃ | 分類 | ウリ科カボチャ属 |
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旬の時期 | 9~12月ごろ | 主な産地 | 北海道、ニュージーランド、メキシコなど |
かぼちゃの旬は2つ、それは収穫時期とおいしい食べ頃の時期です。収穫時期の旬は5~9月、食べ頃の旬のは9~12月頃となります。そのためかぼちゃの旬はいつ頃かとなると、9~12月と言えるでしょう。
かぼちゃはハロウィンメニューに多様されるので秋のイメージが強いですが、実は夏野菜です。素揚げしたかぼちゃがカレーに添えられているのをよく見かけるかと思います。
食べ頃の旬が、なぜ収穫時期からズレるのかというと、摂れたてのかぼちゃには甘みが少ないものが多く(種類によりけり)、1~3ヶ月ほど保存して甘みを引き出すからです。
また、国内で扱われているかぼちゃは国産のみならず、ニュージーランドやメキシコからの輸入ものも出回っていますので、旬以外の時期でもほぼ一年中出回っています。
日本は南北に長いこともあり、日本国内でも北海道と沖縄のかぼちゃでは多少の旬の時期に違いがあります。
産地 | 食べ頃の旬 | 収穫時期と特徴 |
日本国内 | 5~12月 |
収穫時期は5~9月。種類によって食べ頃の旬が、収穫直後と追熟させるものがある |
北海道 | 9~12、翌1月 | 収穫は8~10月。国内生産量がダントツの一位 |
沖縄 | 8~11月 | 収穫時期は6~8月、特長はひょうたん型 |
ニュージーランド | 2~5月 | 日本の旬と真逆の時期 |
メキシコ | 12~2月、5~6月 | 日本の旬を過ぎた頃と収穫時期が旬 |
かぼちゃの主な産地と旬の時期
日本国内でのかぼちゃの旬は、種類にもよりますが主な収穫時期が5~9月、追熟させるので食べ頃の旬は9~12月となります。
北海道のかぼちゃの旬は、食べ頃は一般よりも約1ヶ月ほど遅れ9~12月、翌1月頃まで。収穫の旬は8~10月頃の時期になります。
沖縄のかぼちゃの旬は8~11月が食べ頃で、収穫時期が6~8月です。島かぼちゃは沖縄で古くから作られてきた在来種で、ひょうたん型が特徴です。
輸入元のニュージーランド産の旬がいつ頃かというと、2~5月。メキシコ産の旬は12~2月と5~6月頃で、日本での食べ頃の旬が終わった時期と収穫時期に旬を向かえます。
多種類のかぼちゃ
かぼちゃは10種類ほどが知られていますが、国内では主に3種類が生産されています。「日本かぼちゃ」は水分が多く甘みが少ない、煮崩れしにくく煮物に適したタイプ。「西洋かぼちゃ」はホクホクの食感で甘みが強い。「ペポかぼちゃ」はユニークな色や形をしたもので、そうめんかぼちゃもそのひとつです。
現在、日本で広く栽培されているのは西洋かぼちゃです。日本かぼちゃに比べ、カロテンやビタミンC、ビタミンEなど栄養価が高いのも特徴です。
かぼちゃの煮物
「冬至にかぼちゃを食べると長生きする」ということわざがあるように、夏に収穫を迎えたかぼちゃは、12月の冬至まで食べることができます。
かぼちゃは保存性が高い野菜ですそのため、旬の時期が長いのです。保存技術がない時代に、野菜が少なくなる冬の貴重な栄養源となっていました。そして、保存することで水分が抜け、より甘さが増すメリットもあるのです。
風通しの良い場所であれば、1~3ヶ月ほど保存することができます。
ただし、長期保存ができても冬至が過ぎる頃には劣化し、味も落ちてきます。そのため、国内で収穫されるかぼちゃの旬は冬至までと言えるでしょう。
食べ頃は、ヘタの部分がコルク状に乾きひびが入った状態のものが、美味しくなったサインです。ただ、近年は自宅で追熟しなくてもいいように、食べ頃を迎えたものが店頭に並びます。