じゃがいもの栄養とその効能についてご紹介します。
フランス語で「大地のりんご」と呼ばれるじゃがいも。
ポテトサラダやじゃがバター、コロッケ、肉じゃが。フライドポテトなど私たちに馴染みのある食材の一つですね。
今回はそんなじゃがいもについて、その栄養と効能をご紹介します。知っているようで知らないじゃがいもの魅力をご堪能下さい。
目次
じゃがいもの栄養と効能 一覧
じゃがいもにはビタミンCが豊富に含まれています。これはちょっと意外な栄養ですね。
じゃがいもはフランス語で「大地のりんご」と呼ばれていますが、じゃがいもにはりんごのなんと5倍のビタミンCが含まれています。
また、じゃがいものビタミンCはでんぷんに覆われているため、加熱しても壊れない点がメリットです。
ビタミンCには強い抗酸化作用があり、アンチエイジング効果や美肌効果、ストレス対策などの効能があります。
また、ビタミンCはストレスに対抗する作用を持つ副腎皮質ホルモンの合成を促す働きがあり、ストレス対策に効果が期待できます。ビタミンCは400mgで飽和状態になるため、こまめに摂取したい栄養の一つです。
じゃがいもにはカリウムという栄養も豊富に含まれています。
カリウムとはミネラルに分類される栄養で、細胞内外の浸透圧を調節する効能があります。
こうした作用から、カリウムにはナトリウム(塩分)を排泄する働きがあり、高血圧の予防、むくみを解消する効果があります。
また、カリウムには筋肉の収縮を正常に行う効能もあり、健康なカラダづくりに欠かせない栄養と言えます。
じゃがいもには食物繊維も含まれています。
食物繊維とは、第6の栄養素と呼ばれる栄養成分で、腸の働きを刺激して腸の蠕動(ぜんどう)運動を活発にする効能があります。これはみなさんご存知の働きですね
さらに、食物繊維にはコレステロールや血糖値の急激な上昇を抑える効果もあります。
また、食物繊維は食べたもののかさを増やす働きがあり、少量でも満腹感を得られる作用があります。食べ過ぎ防止やダイエットに役立つ栄養ですね。
じゃがいもにはクロロゲン酸も多く含まれています。クロロゲン酸は特に、じゃがいもの皮に多く含まれています。
クロロゲン酸とは、ポリフェノールの一種で、強い抗酸化作用のある栄養成分です。じゃがいものほかに、コーヒーなどに多く含まれています。
クロロゲン酸は、がん予防や老化防止の効能、糖尿病の予防にも効果が期待されます。抗酸化作用があることから、老化防止の効能も期待されています。
クロロゲン酸はじゃがいもの皮に多く含まれているので、できれば皮も一緒に摂取したいところですね。皮つきの肉じゃがやコロッケなどがおすすめです。
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