名称 | さわら | 分類 | サバ科サワラ属 |
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旬の時期 | 関西が12~2月・関東は3~6月 | 主な産地 | 福井、京都、石川など |
さわらは漢字で「鰆」と書くので、春の魚というイメージを持つ人も多いようですが、実は通年出回る魚です。
回遊魚のため地方によって旬が異なります。関西では産卵のために瀬戸内海に集まり水揚げされる3~6月にかけてが旬で、関東は産卵期前の12~2月が旬です。
旬はまちまちで、瀬戸内海では春、伊豆では秋、駿河地方では冬から秋にかけてとなります。地域を合わせるとおおむね12~6月ごろが旬と言えます。
クセのないやわらかな味わいの身は、塩焼きや照り焼きに適しています。関西では、味噌に漬け込んで焼く西京焼きが有名です。
また、卵巣はカラスミの代用にもなります。さわらは成長の時期によって名前の変わる出世魚で、体長が約60cm以上の成魚を「さわら」と呼び、体長が約50cmまでの若魚を「さごし」と呼びます。
また、季節によってもさわらは、冬に寒さわら、春に花見さわらなどと呼ばれて、親しまれている魚でもあります。