ハヤトウリの栄養と効能

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ハヤトウリの栄養と効能4選

かごに入っているハヤトウリ

ハヤトウリ…あまり聞きなれない野菜ですね。ハヤトウリというのは、熱帯アメリカ原産のウリ科の植物です。

ハヤトウリは大正時代に鹿児島に伝わり、「隼人の瓜」(隼人は古代日本の薩摩地方の呼び名)から由来が来ています。

味は非常に淡泊でクセがないので、色々な料理との相性も抜群。しかも、ただ美味しいだけでなく、様々な健康効果が期待できる食べ物です。

この記事では、そんなハヤトウリの栄養と効能についてご紹介していきます。

ハヤトウリには葉酸が含まれている - 胎児の先天異常を予防する効能

ハヤトウリには、ビタミンB群の一種である葉酸が豊富に含まれています。

葉酸というのは、造血のビタミンとも言われる栄養で、正常な赤血球を作るためには欠かせない物です。

特に妊娠中や授乳中の女性は葉酸が不足しやすいので、積極的に摂取したいですね。自身の健康の為に摂取するのはもちろん、胎児の正常な発育のためにも葉酸は大切です。

また、葉酸にはタンパク質の合成を助けてくれる働きもあるので、肌や粘膜を健康的に保つ効果も期待できます。

ハヤトウリに豊富に含まれるビタミンKの効能とは?

動脈の石灰化が起こると、高血圧や動脈硬化など、様々な病気を招く原因になります。

骨や血管にはマトリックスGlaタンパクと言われる物質があるのですが、これがカルシウムが石灰化するのを抑えてくれます。

このマトリックスGlaタンパクの働きをコントロールしているのが、ビタミンKです。ビタミンKが不足してしまうと、結果的にカルシウムの沈着が起きやすくなります。

ハヤトウリにはこのビタミンKが豊富に含まれているので、高血圧や動脈硬化の予防に良いというわけです。

カリウム!生きるのに最も基本的なミネラルの効能

ハヤトウリにはカリウムも含まれています。カリウムは、生きるために必要となる基本的なミネラルの一つです。

カリウムは筋肉の動きを良くする働きがあり、不足してしまうと力が出なくなってしまいます。

よく夏になると夏バテになってしまう事が多いですが、これは大量の汗をかいた時にカリウムが一緒に排出されてしまい、カリウム不足になってしまう事が要因の一つです。つまり、カリウムの摂取は、夏バテ防止にも一役買っているということですね。

もし体がだるいと感じる事があったら、カリウム不足になっているかもしれません。ハヤトウリを食べて、カリウムを補う事で体のだるさも改善するかもしれませんよ。

ビタミンCはコラーゲンを作る!美容への効能は?

果物や野菜に多く含まれるビタミンCですが、ハヤトウリにも豊富に含まれています。

ビタミンCには色々な効能がありますが、女性にとって特に嬉しいのが美容効果です。肌にハリを与えたり、弾力を出すために必要なコラーゲンを作るためにもビタミンCは欠かせない栄養です。

どんなにコラーゲンを摂取しても、ビタミンCが不足しているとコラーゲンの生成がきちんと行われません。美容効果を期待するなら、コラーゲンとビタミンCをバランスよく摂取する事が大切です。

ちなみに、コラーゲンを多く含む食品は、鶏軟骨、牛すじ、フカヒレウナギ、皮つきのなどがあります。

熱帯アメリカ原産のハヤトウリ!おすすめの食べ方は?

ハヤトウリは、クセがないため、生でも食べられますし、煮ても炒めても非常に美味しい食材です。

そのため、副菜として活用するのをおすすめします。

特に漬物にしておくと、ちょっとおかずが足りないなと思った時に便利です。ハヤトウリを丁度良い大きさに切って、ひとつまみの塩と刻み昆布と一緒に漬け込むだけで、美味しい浅漬けが作れます。

ハヤトウリを食べる機会があったら、ぜひお試しください。クセがない野菜ですので、食べやすいかと思います。

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