食用菊のカロリーと糖質をグラフを交えて解説しています。

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食用菊chrysanthemum

食用菊のカロリーと糖質

食用菊

カロリー

27kcal(100g)

全食品の中で

低い

野菜の中で

やや低い

糖質

3.1g(100g)

全食品の中で

少ない

野菜の中で

標準的

食用菊のカロリーは?

食用菊(花びら、生) 27kcal
ゆで 23kcal
菊のり 292kcal
野菜平均 36kcal
全食品平均 212kcal

食用菊のカロリー(100gあたり)は27kcal。グラフは食用菊の生とゆで、菊のり、野菜平均、全食品平均の100gあたりのカロリーをグラフで比較したものです。

野菜の平均カロリーは36kcal、全食品の平均カロリーは212kcalですので、食用菊のカロリーは野菜の中ではやや低く、全食品の中でも低い水準にあることが分かります。

食用菊の多きさはまちまちですが、大きい食用菊1輪分の重さはおよそ5gですので、1輪分のカロリーは1.35kcalとなります。ちなみに、小さいもので2gほどなので、カロリーは0.54kcalとなっています。

菊のりは1枚13~15gなので、菊のり1枚のカロリーは約3.5~4kcalになります。

食用菊は食用として改良された菊で、黄色やピンク・紫色の菊があります。菊のりは蒸した花びらを海苔のような薄い板状にして乾燥させたものです。

独特の香りや苦みがあり、酢の物や天ぷらなどにして食べられています。

また、殺菌・抗菌作用もあるため、お刺身の薬味として添えられ食中毒の予防にも役立っています。

食用菊の糖質は?

食用菊(花びら、生) 3.1g
ゆで 2.8g
菊のり 43.9g
野菜平均 3.6g
全食品平均 18.5g

食用菊の100gあたりの糖質は3.1gです。糖質は炭水化物から食物繊維を引いた式で計算できます。食用菊の炭水化物量は6.5g、食物繊維量は3.4gですので、差し引いた糖質量は3.1gとなります。

野菜の100gあたりの平均糖質量は3.6g、全食品の平均は18.5gですので、食用菊の糖質は他の野菜の平均と比較して標準的、全食品の平均と比較しても少ないことが分かります。

ちなみに、食用菊1輪の重さは約2~5gとなりますので、1輪分の糖質量は0.062~0.155g程度となります。

菊のりは1枚13~15gなので、菊のり1枚の糖質量は約5.7~6.58gになります。

食用菊と菊のりの糖質とカロリーが大きくなっているのは、おもに生か乾燥の水分量の違いです。

食用菊はどちらにしても糖質の量が少ない食材です。ただ、お刺身に利用したり、天ぷら、甘酢などの食べ方をするので、合計の摂取カロリーや糖質も考慮していただきましょう。

他の野菜とのカロリーと糖質の比較

上のグラフは食用菊と主な野菜との100gあたりのカロリーと糖質の量を比較したものです。ピンクのグラフがカロリー、ブルーのグラフが糖質量を表しています。

上の代表する野菜はすべて食用菊と同じキク科の食品です。これらと比べてみると、食用菊のカロリーはやや低く標準的な糖質量というのが、なんとなく分かるかもしれません。

カロリーを見てみると、食用菊と春菊は比較的近く、ごぼうとは2.5倍近い差があります。

糖質の量は食用菊とふきのとうがほぼ同量ですが、ごぼうになると3倍も違ってきます。

同じキク科の食品でも、カロリーと糖質量にはそれぞれ違いがありますね。ちなみに野菜類の中では、ごぼうはどちらも高い水準です。

春菊のカロリーはやや低く糖質量は標準 - クロロゲン酸を摂ろう

食用菊を見てきましたが、野菜類の中ではカロリーはやや低く、糖質の量は標準的ということが分かりました。

お刺身の醤油に花びらを浮かべたり、サラダ、酢の物、和え物、天ぷらなどの食べ方あります。

食用菊には今注目のクロロゲン酸が含まれています、ポリフェノールの一種で、がんや生活習慣病の予防が期待されています。

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