マンゴーの栄養と効能について解説していきます。ねっとりとした甘みが特徴でジューシーな南国フルーツ、マンゴー。
マンゴーは、チェリモヤ、マンゴスチンに並び「世界三大美果」の一つに数えられます。日本では沖縄県や宮崎県産のアップルマンゴーが有名ですね。
甘みが強く、女性にも人気の果物ですが、その栄養は意外にも豊富です。今回は、そんなマンゴーの栄養と効能について学んでいきましょう。
目次
マンゴーの栄養と効能 一覧
マンゴーには様々な栄養が含まれていますが、その中でも注目すべきがβ-カロテンです。
「日本食品標準成分表2015」より (可食部100gあたり)
あんずやパッションフルーツには劣りますが、マンゴーには豊富なβ-カロテンが含まれています。その含有量は果物の平均値の約3.5倍にもなります。
β-カロテンは体内で必要な分だけがビタミンAになる栄養成分で(ビタミンAの前駆体とも呼ばれます)、このビタミンAが皮膚や粘膜を保護してくれます。女性には嬉しい効能ですね。
また、β-カロテンは、ビタミンC、ビタミンEとともに強力な抗酸化作用も持っており、エイジングケアなどの効果、生活習慣病を予防する働きもあると考えられています。
マンゴーには葉酸も多く含まれています。
「日本食品標準成分表2015」より (可食部100gあたり、果物平均は良好倶楽部調査)
果物の平均と比較しても、マンゴーには多くの葉酸が含まれていることが分かります。
肌を若々しく保つ栄養素の葉酸は、「造血のビタミン」とも呼ばれています。葉酸は赤血球の生成を促す働きがあるため、貧血の改善にも効果大です。血液の質を改善することで、くすみ肌や口内炎のお悩み解消にもつながります。
また、葉酸には胎児の先天的な異常を予防する効果もあります。妊娠した女性には嬉しい栄養素とも言えますね。
ちなみに、この葉酸を十分に働かせるためには、ビタミンB12を摂取することが大切です。ビタミンB12はお肉や魚介類に多く含まれているので、併せて食べるようにしてみましょう。
マンゴーにはナイアシンという栄養も含まれています。
ナイアシンはビタミンB群に分類される栄養素で、補酵素として3大栄養素の代謝を促す効能があります。
また、ナイアシンにはアルコールの代謝を促進し、アセトアルデヒドを分解する働きがあるため、二日酔いを予防する効能も期待されます。
さらに、皮膚や粘膜を保護する働きもあるため、美容にもおすすめの栄養素です
マンゴーと言えば、生のマンゴーも美味しいですが、乾燥させたドライマンゴーも人気ですね。
最近はコンビニなどでも見かけるようになり、マンゴーをより身近な存在にしてくれています。
ドライマンゴーの栄養価は、生のマンゴーとほとんど変わりません。水分が減っている分、100グラムあたりの栄養はドライマンゴーのほうが濃縮されています。
手でつまんで手軽に食べられ、栄養も効率的に摂取できるドライマンゴーは、お口にも身体にも“おいしい存在”と言えるかもしれませんね。
ヨーグルトなどに一晩ひたしておくと、乳酸菌やビタミンBといったヨーグルトの成分も同時に摂取できますよ。気軽にマンゴーを摂取することができますので、ぜひお試しください。
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