名称 | レモン | 分類 | ミカン科カンキツ属 |
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旬の時期 | 10~3月ごろ | 主な産地 | 広島、愛媛、和歌山など |
国内で出回っているレモンは国産と輸入物がありますが、中でも国内産のレモンの旬は10~3月の秋から春に迎えます。
10~12月の旬に収穫されたものはまだ緑色で、12~3月の時期には黄色く色づいたレモンが収穫されます。
輸入元のひとつであるチリは南半球に位置するため、日本の夏頃にチリ産のレモンが旬を迎えます。そのため、6~10月頃に日本で出回るようになっています。
国産のレモンは種類によって旬の時期が分かれています。
種類 | 旬 | 備考 |
リスボン | 10~12月 | 代表的な品種でサンキストレモンの多くがこの品種。 |
マイヤーレモン | 11~3月 | オレンジとレモンの自然交雑で誕生したといわれる品種。 |
小笠原レモン | 9~11月 | マイヤーの系統、別名「菊地レモン」「島レモン」 |
リスボンの旬は10~12月です。一般的に出回っているのがこの品種。果汁が多く酸味が強く爽やかな香りを放つのが特徴的。
マイヤーの旬は11月~3月です。酸味がまろやかでほのかな甘みを含むのが特徴です。
小笠原の旬は9~翌1月です。小笠原諸島の父島と母島で栽培。大きめで丸みと重みがあり、酸味が少なくレモンとライムをミックスしたような風味が特徴的です。
国産のレモンは数が少なく、日本国内で販売されている多くは輸入物。大半がアメリカ、次いでチリから輸入されています。レモンは通年出回っているため旬がいつなのかを感じにくい果物ですが、このように秋から春と旬があります。
広島県は、国内でレモンの生産量が日本一の県です。
広島産のレモンの旬は露地栽培が10~5月です。また、ハウス栽培も行っておりこちらは6~7月の夏に旬を迎え、通年出荷できるようにしています。中でも10~11月はまだ緑色のグリーンレモン、12~5月とハウス栽培では黄色いレモンを収穫できます。
国内ではおもに広島、愛媛、和歌山など瀬戸内地方で栽培されていますが、そのうち広島県が最もレモンの生産量が多く、国内生産の約60%以上を占めます。
輸入物ではアメリカが70%を占めていますが、広島県では生産量1万トンの目標を掲げて着々と進めているそうです。
輸入物は防かび剤の使用が問題になり「ポストハーベスト農薬(国内では禁止)」の基準検査が行われています。そのため、国内産の人気が高まっています。
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