ポンカンの栄養と効能をお伝えします。
皮がごわつくポンカンは、一見「おいしいのかな?」と、思ってしまいますが、香りの良さと甘みがあります。見た目と違って皮がむきやすく、実と皮の間に隙間があるので身が取れやすい特徴があります。
ポンカンはビタミンや食物繊維の他にも、抗酸化成分も含むので風邪をひきやすい冬場にはしっかりと食べたい柑橘類の一つです。
このような栄養を含むポンカンについて、効能や効果などを紹介します。
目次
ポンカンの栄養と効能 一覧
ポンカンにはビタミンCが含まれています。
ビタミンCはミネラルの吸収を促進させる機能がある栄養です。
ミネラルとは鉄分や亜鉛など身体に必要な5大栄養素の一つで、代謝機能にかかわる酸素を活性化したり、身体のPH機能を維持する効能があります。
また、ビタミンCには免疫力のアップや強い抗酸化力もあります。タバコや紫外線、ストレスなどで発生した活性酸素を抑制することもできます。
このように、ビタミンCを含むポンカンには、風邪予防、アンチエイジングやストレスの緩和にも働いてくれるでしょう。
ポンカンの栄養成分にはビタミンB1も含んでいます。
糖質代謝を促進させる効果がある栄養がビタミンB1です。ビタミンB1は疲労の蓄積を防いだり、中枢神経や末梢神経の機能を維持する効能があります。
日本人は米が主食なので日常的に糖質を多く摂取する食生活です。したがって、ビタミンB1を多く摂る必要があります。
ビタミンB1が不足するとエネルギー不足になり、疲れが取れにくい体になってしまいます。
ペクチンはりんごや柑橘類に含まれる食物繊維の一種で、ポンカンにも含まれている栄養素です。
ペクチンの働きには、便秘や下痢を解消する効能があるので、お腹に優しい成分と言われています。
他にもペクチンにはコレステロールを下げたり血糖値の上昇を抑えたり疲労を回復させる効能があります。
また、体内にある有害物質を排出する効果もあるので、特に便秘症の方は、お腹が張っている時などにポンカンを食べるのが良いでしょう。
ポンカンの栄養では、β-カロテンにも注目しましょう。
β-カロテンは植物や動物に含まれる色素の一つで、体内で必要に応じてビタミンAに変換する作用があります。目の神経伝達物質となり、ドライアイや暗い所での視力低下を防ぐ効能があります。
他にもβ-カロテンには皮膚や粘膜を正常に保つ働きがあり、β-カロテンを摂ることによって美白効果を期待することができます。また強い抗酸化作用によって老化を防ぐことも可能です。
ポンカンはジューシーな身の部分のみならず、薄皮にもたくさんの栄養が含まれています。
特にお腹に優しいと言われているペクチンが多く、下痢や便秘症の方は薄皮までしっかり食べるのがいいでしょう。
ポンカンの薄皮はやわらかいので、ミカンのように房ごと気軽に食べることができます。
薄皮もしっかり食べてポンカンの栄養をあますところなく摂りましょう。
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