名称 | 菜の花 | 分類 | アブラナ科アブラナ属 |
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旬の時期 | 2~3月ごろ | 主な産地 | 千葉、徳島、香川など |
菜の花は2~3月の時期に旬を迎えます。
春の足音とともに菜の花の旬もやってくる、といったところでしょうか。菜の花と同じ時期に収穫される春野菜は、ふき、せり、春菊などがあげられます。
菜の花は露地栽培ハウス栽培によってほぼ通年出回っていますが、2~3月の旬に出回る菜の花は、最も栄養価の高い時期です。
菜の花はアブラナ科の花の総称です。食用として利用されているのは「和種である在来種」と「西洋種」の2種類で、和種はおもに「菜の花」と呼ばれ葉と茎と蕾を、西洋種は「なばな」と呼び、蕾をのぞいた葉と茎を食べます。
観賞用と食用の菜の花は元は同じものです。食用は改良され苦みやアクを少なくし、茎を柔らかくするなどをしています。小松菜や白菜、チンゲン菜、水菜などの菜の花も出回っています。
生産量が多いのは、菜の花が県の花にも指定されている千葉県で、特に房総半島の南部にある安房地方が有名です。そのほかでは、徳島県や香川県など、温暖な地域でよく育てられています。
産地 | 生産量(収穫量(t)) | 旬の時期 | |
1 | 千葉県 | 1,393 | 1~2月 |
2 | 徳島県 | 1,284 | 2~3月 |
3 | 香川県 | 756 | 2~3月 |
3 | 高知県 | 322 | 2月下旬~3月上旬 |
菜の花の主な産地と旬の時期
千葉県で迎える菜の花の旬は1~2月頃となります。出回り時期はそれよりも少し早く11~4月頃です。
徳島県で迎える菜の花の旬は2~3月頃の時期です。出荷時期は11~5月ごろまで行われています。
京都では菜の花を「花菜」と呼び、寒咲なたねの花の蕾(つぼみ)を食用にし12月ごろから出荷します。切り花用として栽培されていたものを食用に改良したもので、京野菜としてブランド化されています。
旬である2~3月は出荷のピークでもありますが、特に3月はひな祭りの料理に用いられるため、需要が高まり値段も高くなる時期です。
菜の花は天ぷらやおひたしなどの和食にぴったりの食材です。最近では旬の時期限定で、菜の花パスタなども人気がありますよ。