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春菊garland-chrysanthemum

春菊の栄養と効能5選

春菊

春菊の栄養と効能をご紹介します。春菊はキク科の植物で、春に花を咲かせることから春菊と呼ばれています。

葉や茎が柔らかくなる寒い季節が旬で、お鍋の具材やおひたしとして親しまれている食材です。

春菊は独特な香りと苦みが特徴的で、好き嫌いが分かれる野菜ではありますが、非常に多くの栄養が含まれています。

今回はそんな春菊の栄養と効能についてご紹介していきます。

春菊のβ-カロテンはトップクラス - 風邪や肌荒れを予防する効能

春菊と主な野菜のβ-カロテン含有量の比較

「日本食品標準成分表2015」より (可食部100gあたり)

春菊には注目の栄養成分、β-カロテンが豊富に含まれています。

上のグラフは春菊と主な野菜のβ-カロテン含有量(いずれも生)の比較です。

春菊はモロヘイヤ人参には劣りますが、栄養が高いとされるほうれん草や青汁でおなじみのケールよりも多くβ-カロテンが含まれています。

β-カロテンは体内でビタミンAに変わる栄養成分で、皮膚や粘膜を保護する働きがあり、風邪の予防や肌荒れの予防に効能があります。

茹でることでβ-カロテンの量が2倍になるので、春菊のおひたしやお鍋として食べるのがおすすめです。

ナトリウムを排出する栄養カリウム - 高血圧&むくみの予防!

春菊にはミネラルの一種であるカリウムが含まれています。

カリウムは体内の余分なナトリウムの排出を促す効能があり、体内の水分バランスを正常に保つ効果があります。

さらに血圧の上昇を緩やかにする作用もあるため、高血圧の予防やむくみの予防に効能があります。

骨や歯を形成するカルシウム - 骨を丈夫にする効果

意外にも、春菊にはカルシウムも含まれています。

カルシウムは骨を丈夫にしてくれる栄養のため、子どもの発育にも重要な役割を果たします。

さらに骨粗鬆症の予防、骨折の予防に効能があるため、とくに高齢者や女性にも必要な栄養です。

春菊にはビタミンKも - 血液凝固や止血作用、骨粗しょう症の予防

春菊に含まれている栄養素であるビタミンKは脂溶性のビタミンで、血液凝固や止血作用に効能があります。

さらにカルシウムを骨に定着させ、骨を丈夫にする働きがあるので、骨粗鬆症を予防する効果があります。

カルシウムとビタミンKが一度に摂れる春菊は、とっても効率的な食材であるといえますね。

妊娠中に必要な栄養素である葉酸 - DNAの形成、貧血予防の効能も

春菊には葉酸も豊富に含まれています。

葉酸は水溶性のビタミンで、妊娠中や授乳中の女性に必要な栄養素です。

DNAの形成、細胞分裂に深く関わっているため、妊娠初期や妊娠する前に摂取することで、胎児の先天異常のリスクを低下させる効能があります。

また、ビタミンB12とともに赤血球やヘモグロビンの合成を助け、貧血を予防する効果があります。

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