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びわの葉の栄養と効能は?- 知られざる葉の活用法も

びわの栄養と効能

びわに含まれている栄養とカラダへの効能をご紹介します。中国原産の「びわ」は、その形が楽器の琵琶に似ていることからその名がつけられました。

高級フルーツとしても知られ、夏を先取りする果物でもあります。種が大きく、食べる部分は少ないですが、特有の甘みと味が人気です。

今回は、そんな「びわ」の栄養と健康への効能についてお話します。また、古くから自然療法として活用されている「葉」についても簡単にご紹介しています。ぜひ、お立ち寄りください。

びわに含まれている主な栄養を見てみよう!

びわの主な栄養成分のレーダーチャート

びわに含まれている主な栄養成分

エネルギー 水分 タンパク質 脂質 炭水化物 食物繊維 ナトリウム
40kcal 88.6g 0.3g 0.1g 10.6g 1.6g 1mg
カリウム カルシウム マグネシウム リン 亜鉛
160mg 13mg 14mg 9mg 0.1mg 0.2mg 0.04mg
マンガン ビタミンA ビタミンD ビタミンE ビタミンK ビタミンB1 ビタミンB2
0.27mg 68μg 0μg 0.1mg 0μg 0.02mg 0.03mg
ナイアシン ビタミンB6 ビタミンB12 葉酸 パントテン酸 ビオチン ビタミンC
0.2mg 0.06mg 0μg 9μg 0.22mg 0.1μg 5mg

びわ(生)の100gあたりの成分表(Tr:微量、-:未測定「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」より)

上の図はびわに含まれている主な栄養をグラフであらわしたものです。

まず注目すべきはカロリーの低さです。びわは40kcal(100g中)と低く、とてもヘルシーな食べ物であることが分かります。

グラフは小ぶりで、際立った成分も見当たりませんね。あまり栄養がないんじゃないかと思われるかもしれませんが、そんなことはありません。

上のグラフは主な栄養成分のみを表したもので、グラフ以外に様々な成分が含まれています。以下では上のグラフで掲載されていない注目の成分をご紹介していきます。

β-カロテンが豊富に含まれる - 細胞の老化防止&免疫力強化!

お皿に乗っているびわ

びわで代表的な栄養は、β-カロテンです。

びわには810μg(100g中)ものβ-カロテン含有量を誇ります。これは果物の中でも上位の含有量です。

β-カロテンは、主に緑黄色野菜や色の濃い果物に含まれている栄養素です。

体内でビタミンAに変換されて使われるほか、β-カロテンそのものでも体内の活性酸素を除去することで細胞の老化を防ぎます。

また、免疫力を高めたり皮膚や粘膜を健康に保ったりするため、風邪などの感染症対策にも効能があります。

ちなみにβ-カロテンは体内に必要な分だけビタミンAに変換されるため、摂取しすぎても問題はありません。

クロロゲン酸も含まれている - 脂肪を減らす効能に注目!

木になっている収穫前のびわ

びわは、クロロゲン酸という栄養が含まれていることが特徴的です。

クロロゲン酸はポリフェノールの一種で、コーヒー特有の褐色色素です。強い抗酸化作用により、体内の活性酸素を減らすことで細胞を新鮮に保つ働きがあります。

また抗酸化作用は、老化や動脈硬化を予防する効果も期待できます。

クロロゲン酸は、脂肪の蓄積を抑える栄養であるため、脂肪肝の予防や中性脂肪の蓄積を防ぐ効能が期待できます。同様の理由からメタボリックシンドロームの予防にも一役買います。

色素成分β-クリプトキサンチン - がんを予防する効能、美肌効果など

種が見えてるびわと葉

びわには、カロテノイドの一種であるβ-クリプトキサンチンが含まれています。

β-クリプトキサンチンは、β-カロテン同様、体内でビタミンAに変わるプロビタミンAの一種です。β-クリプトキサンチンはみかんに非常に多く含まれている成分ですが、びわにも含まれています。

β-クリプトキサンチンには、がんを抑制する効能が期待されます。β-クリプトキサンチンはβ-カロテンの5倍のがん予防効果があるとされています。

また、特に女性に多いとされている骨粗鬆症の予防や、糖尿病の進行を抑制する効能があります。

さらに、美しい肌には欠かせないヒアルロン酸合成酵素の活動を促進させて、ヒアルロン酸を増やす働きをするため、美肌効果にも期待されています。

「実」だけじゃなかった! 知られざる「葉」の活用法

びわの葉

びわの栄養成分について見てきましたが、実は「びわの葉」が古くから活用されていることはご存知でしたか?

葉は古くから健康に良いとされ、自然療法的に活用されてきました。代表的なのが「びわの葉茶」と「温湿布」です。

びわの葉茶は通常のお茶と同様に葉を煮出して飲みます。温湿布は古くから活用れているようで、温めた葉、もしくはこんにゃくを葉で包んだものを患部に当てるという方法です。

いずれも自然療法的に取り入れられているようなので、科学的な効果は定かではありませんが、こんなびわの活用法もあったんですね。

引用および参考:「日本食品標準成分表2015年版(七訂)

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