ほんのりとした酸味と甘酸っぱさで人気の果実酒、梅酒。
そのまろやかな口当たりの良さで、男性はもちろん女性からも支持され、今では海外でも人気を得て「UMESHU」で通用するほどです。
そして、毎年、自家製梅酒を作る人が多くいるほど、人気の高いお酒です。
今回は、そんな梅酒の効能と効果を詳しくご紹介していきます。
目次
梅酒の効能と効果
梅酒には、クエン酸が豊富に含まれています。
クエン酸は酸味のある果実に含まれている成分で、疲労回復に効能が期待できます。こちらは梅酒に含まれている梅の効能ですね。
摂取することで、体内の疲労物質の排出を促すと同時に、精神的にもリフレッシュすることができます。
なかなか疲労が回復せず、いつまでも疲れが取れないときには、積極的にクエン酸を摂ってみましょう。
ちなみに、梅以外にクエン酸を多く含む食品は、レモン、ライム、梅干し、キウイ、みかんなどが挙げられます。柑橘系の果物に多く含まれますね。
梅酒には、コハク酸が含まれているのも重要なポイントです。
コハク酸は、細胞の血管新生を抑制することから、ガン細胞の増殖を防止する効能があると言われています。
コハク酸は、あさりなどの貝類に含まれる有機酸の一つです。食品添加物に指定され独特のうま味と酸味がある成分です。
コハク酸には酸味や苦味、塩味などのうま味が含まれており、その特性を生かし、加工食品の調味料としても利用されています。
ポリフェノールが含まれているのも梅酒の特徴のひとつです。
ポリフェノールは、強い抗酸化作用を持っているためアンチエイジングの効能があります。
細胞の老化を防止して、いつまでも若々しくありたい人はポリフェノールを多く摂るのがおすすめです。
梅酒には、ピクリン酸も入っています。あまり聞きなれない成分ですね。
ピクリン酸は、胃腸の働きを高める効能があることで知られる化合物です。
ピクリン酸の胃や腸の働きを良くする効果が、食欲不振や消化不良の改善に有効です。
そのため、夏バテのときに梅酒を飲むと、食欲が回復するのもピクリン酸の働きが関わっていると言えるでしょう。
梅酒は、ベンズアルデヒドを含んでいることも特徴です。
ベンズアルデヒドは、梅酒の香り成分です。
梅酒の甘い香りにはアロマテラピー効果があり、深いリラックス状態を得る効能が期待できます。
梅酒が女性に人気なのも、このベンズアルデヒドが関係しているのかもしれませんね。
梅酒は、ホワイトリキュールと梅のほかにも、大量の砂糖を入れて漬け込みます
砂糖を入れることにより、梅の成分がホワイトリキュールに溶け出しやすくなる、というのがその理由です。
また、砂糖には天然の防腐剤としての役割などもあります。
もちろん、梅酒特有の甘美な味わいを生み出すのにも砂糖は欠かせません。
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