梅に含まれている栄養と効果をご紹介します。梅は、爽やかな香りのよさや独特の味わいになることから、梅干しや梅酒をつくる材料として、古くから親しまれている食材です。
特に梅干しは、おにぎりの具やお弁当に、またお茶受けやあえ物にしたりと、さまざまな形で広く愛されています。
そんな梅にはどのような効果があるのでしょうか? 含まれている栄養とともに、詳しく解説していきます!
目次
梅の効果と栄養
梅の最大の特徴は、酸味成分であるクエン酸という栄養が豊富に含まれていることです。
梅に含まれているクエン酸には、疲労回復の効果があります。
疲れたカラダにクエン酸が入ると、体内のエネルギー生産が強化されるほか、疲労物質の排出がスムーズに行われるため、カラダの疲れが回復しやすくなります。
クエン酸は梅の他にも、グレープフルーツや酸味の強い食品、酸味が苦手な方はサプリメントから摂るのが効果的です
梅には、リンゴ酸という栄養成分も含まれています。
リンゴ酸は、さわやかな酸味を持つことで知られる有機酸の一種で、クエン酸と同じく疲労回復に効果がある栄養です。
リンゴ酸は、その名の通りりんご、その他にはザクロにも含まれており、さわやかな酸味を生かして、食品添加物としても利用されています。
梅は、コハク酸を含む食材です。
コハク酸は、細胞の血管新生を抑制することから、ガン細胞の増殖を防止する効能があると期待されています。
コハク酸は貝類に含まれるうま味成分の一種。食品添加物としても使用されるほど、強いうま味を持つのが特徴です。
梅には、有機酸の一種である酒石酸(しゅせきさん)も含まれています。
酒石酸には、肌を引き締める収れん効果があります。
開いてしまった毛穴や、過度な皮脂の分泌によるオイリースキンで悩んでいる人にとって、うれしい栄養成分と言えるでしょう。
梅にはカルシウムが含まれています。梅にカルシウムが含まれているというのはちょっと意外ですね。
カルシウムは、骨や歯を作るために必要な栄養として広く知られています。また、イライラを抑える効果があることで有名です。
血中のカルシウム濃度が低くなると、骨に蓄えられているカルシウムが使われるため、骨の強度がもろくなる可能性があります。
イライラしがちな人は、神経の興奮を抑えるためにも、また骨がもろくならないためにも、カルシウムを意識的に摂取するようにしましょう。
梅の代表的な食べ方である梅干しは、アルカリ性食品の代表的な存在です。
梅は「酸っぱい」という理由で、酸性食品ではないのかと考えてしまいがちですが、これは間違いです。
梅干しなど植物性食品に多いアルカリ性食品と、動物性食品に多い酸性食品をバランス良く食べることで、体内のpHバランスを適切に保つことができます。
"梅"の関連情報