生ハムの栄養とその効能についてご紹介します。
生ハムは熟成させた豚肉を生で食べられるのが特徴ですが、栄養や効能を考えたときには他の食肉に比べても優れている面があります。
健康のために食べる肉を探したいと考えたら生ハムを一つの候補にしてみるのも良いでしょう。生ハムは調理せずに、そのまま食べられますのでお手軽ですね。
今回はそんな生ハムについて、含まれている栄養と効能をお伝えしていきます。
生ハムは熟成を行っている過程でタンパク質が酵素によって分解されアミノ酸に変化しています。
栄養としてアミノ酸が豊富であることから、個々のアミノ酸由来の様々な効能を期待できるのが生ハムの特徴です。
システインやメチオニンのように抗酸化作用があって血管の劣化を防ぐ作用があるアミノ酸は生ハムに多く含まれているため、血液をサラサラにするように働きかけてくれます。
この他にも生ハムには多様なアミノ酸が含まれているため、カラダに多面的に働きかけて健康を増進してくれるでしょう。
生ハムに含まれている脂肪酸にはオレイン酸が多いのが特徴です。
地中海式ダイエットで有名なオレイン酸は不飽和脂肪酸の一種であり、様々な効能を期待することがでる栄養です。
特に注目されているのが過酸化脂質の生成を抑制することを介してガンや動脈硬化の予防になり、さらに悪玉コレステロールを減らす効能も知られています。
また、便の滑りを良くすることで便秘の予防や改善にも寄与することからダイエットのサポートにも役立つとされています。
ビタミンB1が豊富なのは生ハムの優れている点であり、疲労回復をしたいときに積極的に食べると良いでしょう。
生ハムに含まれているビタミンB1はエネルギー産生に欠かせない必須ビタミンですが、現代の食生活ではしばしば不足している栄養でもあるからです。
疲労回復の効能は糖分などを分解して細胞にとってのエネルギー源であるATPを作り出す過程を円滑に行えるようにすることでもたらされます。
これによって組織や器官が活発に機能するようになり、疲労回復が実現できるのです。
生ハムに含まれているビタミンB1は細胞にとってのエネルギーを生み出せるようにする効能があるため、美容に対しても効果的です。
肌の調子が良くないというときには肌を作り上げている細胞の新陳代謝が低下してしまっていることが珍しくありません。
新陳代謝を行うためにはエネルギーを生み出すことが必要であり、生ハムに含まれているビタミンB1が十分に供給されることが必要です。
新陳代謝の活性化は基礎代謝量も増やすことにつながるのでダイエットにも役に立つと期待できます。
豊富な栄養や効能を持つ生ハムですが、それらの効能を最大限に活かした様々なレシピがあります。
生ハムはそのまま食べても美味しいですが、ユニークなものとして豆腐を巻いてネギやバジル、チーズを振って食べるというレシピもあります。
生ハムの塩辛い味とスパイスが豆腐の優しさと調和しておかずにもつまみにも優れている一品です。また、生ハムをマリネなどに巻いて食べても良いですし、サラダに加えるだけで味のアクセントにもなります。
野菜に含まれるビタミンやミネラルも摂れますので一石二鳥ですね。
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