ここ最近、話題となっているタイガーナッツ。
チアシードやココナッツオイルなどと同じくスーパーフードとして注目されています。日本では、まだなじみのない食品ですが、海外ではミキサーにかけドリンク「オルチャータ(horchata)」として飲まれています。
タイガーナッツは、見た目がナッツのように見えることから「ナッツ」と呼ばれていますが、じつはナッツの仲間ではありません。
カヤツリグサ科のショクヨウガヤツリという植物の塊茎(塊茎)というジャガイモのような球根部分で、地下茎が成長したものです。
目次
タイガーナッツの効果と栄養 一覧
タイガーナッツには、便秘やむくみの予防に効果があります。
タイガーナッツには、食物繊維の栄養が豊富に含まれています。その量はアーモンドの3倍、20粒でごぼう一本分にも匹敵すると言われています。
特に、不溶性食物繊維が豊富なため、腸内で水分を吸収して便の量を増し、腸を刺激して排便を促します。また、食物繊維と相性の良いオレイン酸も含むため、蠕動運動を促したり潤滑油のような役割もあり、よりスムーズな排便を促します。
また、カリウムも含まれており、体内の余分な塩分や水分を体外に排出して、むくみを予防する効果もあります。
タイガーナッツには、生活習慣病を予防する効果が期待されています。
タイガーナッツには、オレイン酸が含まれます。
オレイン酸は、悪玉(LDL)コレステロールを減少させる栄養で、善玉(HDL)コレステロールを減らさずに維持する働きがあります。
また、過酸化脂質の抑制にも効果があるため、生活習慣病の予防に有効です。
タイガーナッツには、食べて痩せるわけではありませんがダイエットにも効果的です。
タイガーナッツには、満腹感を得ることができるため、食べ過ぎを防止することができます。
これは、含まれる食物繊維が水分を吸収することや、タイガーナッツをそのまま食べると硬いためよく噛むためです。
また、食物繊維は食後の急な血糖値の上昇を抑え穏かにするため、脂肪をためやすくるインスリンの分泌を抑えることができます。
そして、むくみの改善も全身をスッキリさせてくれるため、ダイエットのサポートに効果的な食品です。
タイガーナッツは、抗酸化作用のあるビタミンEを含みます。
ビタミンEには、カラダをサビさせ老化や生活習慣病などの原因となる活性酸素の過剰な働きを抑えてくれる栄養です。
また、ビタミンEは末梢血管をひろげて血行を良くする働きもあり、血色を良く見せ顔色をよくする効能もあります。
タイガーナッツは、普段の食生活や特にダイエット中に不足しがちなミネラルも補うことができます。
タイガーナッツには、骨や歯の形成や丈夫にするために必要な、カルシウム、マグネシウム、リンを含みます。
また、タンパク質も含むため、健康維持やダイエット中のサポート食品として取り入れてみましょう。
タイガーナッツは、グルテンフリー、リゾチームやカゼインも含まず、さらにナッツ類でもありません。
そのため、小麦のグルテンアレルギーの方や、ナッツ、乳製品のアレルギーの方でも食べることができます。ただし、すべての人がアレルギー症状を発症しないわけではありませんので、注意してください。
タイガーナッツはそのまま食べることもできますが、海外では前日の夜に水につけたタイガーナッツをミキサーにかけ、ミルクのように飲まれています。
また、スムージーの材料、サラダのトッピングやおやつなど、さまざまな食べ方ができます。
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