カロリー
297kcal(100g)
全食品の中で
魚介類の中で
糖質
0.1g(100g)
全食品の中で
魚介類の中で
さんま(生) | 297kcal | |
焼き | 270kcal | |
開き干し | 261kcal | |
みりん干し | 409kcal | |
缶詰、味付け | 268kcal | |
缶詰、かば焼 | 225kcal | |
魚介類平均 | 116kcal | |
全食品平均 | 212kcal |
さんまのカロリー(100gあたり)は297kcal。グラフはさんまの生と焼き、開きとみりん干し、缶詰、魚介類平均、全食品平均の100gあたりのカロリーをグラフで比較したものです。
魚介類の平均カロリーは116kcal、全食品の平均カロリーは212kcalですので、さんまのカロリーは魚介類の中ではかなり高く、全食品の中ではやや高い水準にあることが分かります。
さんま1尾分の重さは80~90gですので、1尾分のカロリーは約238~251calとなります。
さんまの醍醐味といえば脂がのった肉厚の身ですね。この脂が他の魚に比べて多いことから、カロリーも高めになっています。
ちなみに、さんまは刺し身や焼き物だけでなく、缶詰としても利用されます。缶詰になると身の部分だけ使うため脂質の含有量は減りますが、調味液が加わった分炭水化物(糖質)の量が増えるためカロリーに差がでます。
特にみりん干しは、生のさんまより水分が半分以上減るうえに、みりんに含まれる炭水化物が加わるため、カロリーは1.3倍も高くなります。
さんま(生) | 0.1g | |
焼き | 0.2g | |
開き干し | 0.1g | |
みりん干し | 20.4g | |
缶詰、味付け | 5.6g | |
缶詰、かば焼 | 9.7g | |
魚介類平均 | 1.5g | |
全食品平均 | 18.5g |
さんまの100gあたりの糖質は0.1gです。糖質は炭水化物から食物繊維を引いた式で計算できます。さんまの炭水化物量は0.1g、食物繊維量は0.0gですので、差し引いた糖質量は0.1gとなります。
魚介類の100gあたりの平均糖質量は1.5g、全食品の平均は18.5gですので、さんまの糖質は他の魚介類の平均と比較して少く、全食品の平均と比較しても少ないことが分かります。
ちなみに、さんま1尾の重さは約80~90gとなりますので、1尾分の糖質量は0.08~0.09g程度となります。
さんまは食物繊維を含まないので、炭水化物=糖質となります。さんまの糖質は一尾で0.1gにも満たずほぼ内に等しいので、心配は必要ないでしょう。
ただし、みりん干しや缶づめの糖質には注意です。これらはみりんや甘味料を含む調味液で味付けをしていますので、カロリーとともに糖質量も高くなります。
特に、みりん干しの糖質は生のさんまの204倍にもなります。
上のグラフはさんまと主な魚介類との100gあたりのカロリーと糖質の量を比較したものです。ピンクのグラフがカロリー、ブルーのグラフが糖質量を表しています。
糖質はいずれもほぼ0に等しい数値です。ホタテには多少の糖質が含まれていますが、加工していない魚には、ほぼ糖質は含まれていないと考えてもよいでしょう。
カロリーを比較すると、他の魚に比べてさんまのカロリーは高い水準です。脂質が多いのでカロリーが高くなっています。鯖(さば)も脂身が多い魚ですが、さんまに比べカロリーはやや低めとなっています。
さんまのカロリーは全食品、魚介類の中でも高く、糖質は全食品、魚介類の中でも少ないことが分かりました。
さんまのカロリーが高いのは脂質が多いためですが、この中にはDHAやEPAなどの良質な脂が含まれています。
さんまはやはり脂がのっている時期がもっとも美味しく味わえます。9月の三陸沖、10月の銚子沖まで来た頃に脂肪ののりがピークとなり、最も美味い旬を迎えます。