ミニトマトに含まれている栄養や効能、効果などを掲載しています。
小さくて見た目にも可愛いミニトマトですが、小さいからと言って侮ることはできません。
ヨーロッパでは「トマトが赤くなると医者が青くなる」と言われているように、トマトは非常に栄養が豊富で健康に良いと言われている野菜です。
そんな栄養豊富なトマトですが、じつは大きいタイプよりもミニトマトの方が栄養価が高いのです。
この記事ではミニトマトに含まれている栄養の代表的なものや、食べることによって得られる効能、食べ方のポイントについて紹介していきます。
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目次
ミニトマトの栄養と効能 一覧
ミニトマトに含まれる栄養で注目すべきはクエン酸です。ミニトマトに含まれているクエン酸は、野菜類の中ではトップクラスの含有量です。
クエン酸は疲労回復に役立つとして、注目されている成分です。脂肪や乳酸を分解する作用があり、エネルギーを生成する効能が期待できます。
また、食欲を増進する働きもあるため、しっかりと食事を摂ることでよりエネルギー生成が上がります。
この他、体に吸収しにくいミネラルの吸収率を上げる効能もあると、期待されています。
ミニトマトのリコピンは、通常のトマトの2.5倍以上の含有量です。
ミニトマトに含まれているリコピンは、カロテノイドの一種で赤色の色素です。
カロテノイドは活性酸素を消す抗酸化力が強いのが特徴なのですが、その中でも特にリコピンの抗酸化力が強くβカロテンの2倍、ビタミンEの100倍の抗酸化力があるとされています。
この抗酸化力によって期待される効能が、シミやシワ対策です。
と言うのも、紫外線などに当たると発生するシミやシワの原因となる活性酸素を抗酸化作用で抑えてくれるからです。
また、同じく抗酸化作用を持ち、美白や肌のハリに欠かせないビタミンCやβ-カロテンも2倍前後の量を含んでいます。
ミニトマトに含まれている栄養は通常のトマトを上回る量が含まれています。
むくみや高血圧予防には欠かせないカリウム、骨粗鬆症の予防に大切なカルシウムやマグネシウム、貧血に役立つ鉄やモリブデン等のミネラルがトマトを上回っています。
また、ビタミン類も上回っていて、ビタミンAやビタミンB群など、三大栄養素の代謝を促がす働きをしてくれます。
これら栄養はエネルギーや筋肉などを作る主要な栄養素ではありませんが、三大栄養素の代謝に関わったり、体の健康維持には欠かせない栄養素です。
とってもおいしいミニトマトですが、東洋医学的に見ると、体を冷やす陰の食材とされています。そのため、食べ過ぎると冷えに繋がることもあります。
食べすぎなければ大丈夫ですが、冷えが気になるという方は加熱して食べるようにしましょう。生のままだと体を冷やす心配があるので、ミニトマトは加熱調理をすると体を温めてくれます。
加熱することで栄養が壊れてしまうことを心配する方もいますが、リコピンは熱に強く脂溶性なので、むしろ吸収率がアップするので安心です。