ピクルスに含まれている栄養と効果を解説していきます。
ピクルスは、塩・酢・砂糖の調味液に、塩漬けにしたきゅうりやパプリカなどの野菜を漬け込んで発酵させた発酵食品です。
以前は、あまり食べられることがなかったピクルスですが、近年は家庭で酢を使った簡単ピクルスが作られるようになりました。
ハンバーガーやビールおつまみとして食べられるピクルスには、どのような栄養や効果があるでしょうか。
今回は、栄養満点なピクルスについて詳しく学ぶことにしましょう。
目次
ピクルスの栄養と効果 一覧
ピクルスには、ビタミンCが豊富に含まれています。
ビタミンCは、美白や美肌効果が期待できる栄養として知られています。
さらにビタミンCは、抗酸化作用が強く、免疫力も高めることから、風邪予防にも効果があります。
ビタミンCは、喫煙やストレスによって失われやすい栄養です。ピクルスを食べる際はビタミンCが溶け出した汁を切らずに、一緒に食べると効果的です。
ピクルスには、植物性乳酸菌が入っている点にも注目です。
植物性乳酸菌は、腸まで生きて届くと言われおり、整腸作用があるため便秘の解消に効果的です。
ピクルスに含まれる植物性乳酸菌は、牛乳やヨーグルトに含まれる動物性乳酸菌と同様に、腸の健康を維持するためには欠かすことができません。
植物性乳酸菌は、野菜や豆などを発酵させる乳酸菌のことです。野菜を使ったピクルスのような漬物、すぐき漬けなどの発酵食品に多く含まれる栄養成分です。
ピクルスは、クエン酸を含有していることにも注目しましょう。
クエン酸は、疲労回復に絶大な効果がある栄養として知られています。
また、胃液の分泌を促す作用もあるので、食欲不振に悩んでいる人には食欲増進効果が期待できるでしょう。
さらにクエン酸は、肩こりや冷え性を改善する効能、アンチエイジング効果、肥満や生活習慣病を予防する働きなどもあります。
ピクルスは、野菜を漬けた食品なので食物繊維も豊富に含まれています。
食物繊維の代表的な効果は、便秘の解消が挙げられるでしょう。これはみなさんご存知の効能ですね。
また、ピクルスに含まれる乳酸菌の整腸作用が加わり、より便通に効果的です。
便秘に悩んでいる人は、水分も一緒に摂り便秘を改善しましょう。
ピクルスは、調味液や漬けこむ前の野菜に塩を使うので、ナトリウムも含みます
ナトリウムは、体内の細胞内外の水分や浸透圧を正常に保つ働き、筋肉を正常に動かす働きもあるため、不足すると様々な不調の原因となります。
しかし、ナトリウムの摂り過ぎは、高血圧やむくみを招くこともあるので、カリウムとバランスよく摂るようにしましょう。
カリウムにはナトリウムの排出を促す働きがあります。カリウムを多く含む食品は、アボカド、ほうれん草、納豆、里芋などです。
ピクルスの歴史は長く、紀元前2000年前から食べられていた記録があるほど、古い歴史を持つ食品です。
その豊富な栄養や健康効果だけでなく、優れた保存性も古くから重宝されている理由のひとつでしょう。
今では、カラフルな野菜を漬け込んだピクルス瓶が、キッチンを彩るオシャレアイテムとしても人気を博しています。
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