カジキの栄養と効能をご紹介します。
スーパーやお寿司屋さんなどでもよく見かけることから、私たちに馴染みの深い魚「カジキ」。
じつはカジキは「カジキマグロ」とも呼ばれていますが、マグロの仲間ではありません。スズキ目の一種で、主にメカジキ科やマカジキ科のカジキが、一般に食されています。
淡泊な魚ですが、カジキの持つパワーを知れば、これからカジキに対する印象もガラっと変わるかもしれません。
カジキをおいしく食べつつ、栄養とその効能も得ましょう。
目次
カジキの栄養と効能 一覧
カジキは脂肪分が少なく、良質なタンパク質を豊富に含んでいます。
タンパク質は筋肉や美肌作りに役立つイメージが強いですが、体力をアップさせる効能があります。
体内に取り入れるとアミノ酸へと変化し、そのアミノ酸は筋肉を修復する作用があります。体内に十分な量のアミノ酸があると筋肉の疲労改善に役立つので、疲れにくく体力の向上につながります。
また、タンパク質は免疫細胞の原料としても働きます。正常な細胞の生成を促してくれるため、細胞の異常によって起こるガンなどの病気はもちろん、風邪にもかかりにくい体にもしてくれます。
カジキはクセがないので、お子さんも食べやすい魚かと思います。積極的に摂っていきましょう。
カジキにはビタミンB群も含まれています。
ビタミンB群には代謝をサポートする効能があるので、肌にもいい影響をもたらし、肌トラブルを防ぐ効能があります。
肌の代謝とはターンオーバーのことです。ターンオーバーが乱れると、老廃物などが肌に蓄積されている期間が長くなり、様々な肌トラブルを引き起こします要因と成ります。
それを避けるにはターンオーバーを正常化し、肌の生まれ変わりを促進する必要があります。
そこで活躍するのがビタミンB群。ビタミンB群がターンオーバーの遅れを改善してくれるので、吹き出物や肌荒れといった肌トラブルの予防に役立ちます。
カジキにもDHAとEPAも含まれていますが、メカジキの方が含有量は多くなります。
DHAやEPAは、主に魚に含まれる必須脂肪酸の一つで、動物性と比べると良質な脂質として注目されています。
DHAは血中のコレステロールや中性脂肪を減らす作用が有ります。また、EPAの働きには血液の流れを良くして、血栓を予防する効果があります。
この働きによって、脂質異常症や動脈硬化の予防・改善、脳梗塞を防ぐといった効果が期待されています。摂取するのが望ましいとされています。
さらに、DHAには脳の働きを活発にするともされていて、頭が良くなる栄養として一時期話題になった栄養です。
DHAとEPAはどちらか一方を摂るのではなく、両方を合わせて摂るのが望ましいと、進められています。
カジキの効能をしっかりと聞かせるためにも、できれば美味しく、無駄なく得たいものですね。
様々な食べ方ができるのもカジキの魅力ですが、特におすすめなのがお刺身です。お刺身は良質な脂質を無駄なく摂れる食べ方です。
ほどよく脂がのっているため食べやすく、シンプルに醤油やわさびをつけて食べるほか、ネギやスライスした玉ねぎも一緒に乗せて食べるのもおすすめです。
こってりした味を好まれる方には照り焼きもいいでしょう。ご飯との相性もぴったりなので、食が進みます。
甘辛く味付けされているので、魚があまり得意ではない方や、お子様にもおすすめの食べ方です。