豚汁の栄養と効能

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豚汁の栄養と効能 - 具だくさんならではのメリット!?

豚汁の栄養と効能

今回は豚汁の栄養や効能に迫ってみたいと思います

豚汁は豚肉や豆腐、大根やこんにゃくなどの食材が入った具だくさん味噌物です。野菜の甘みに加えて豚肉から出る出汁で味に深みが増し、おいしく食べられるうえに、種類豊富な食材の栄養を一度に摂ることが可能です。

定食屋さんだけでなくカップみそ汁でも販売されているので通年味わえますが、寒い季節に入ると特に恋しくなるかと思います。

ここでは、そんな豚汁の栄養と効能についてご紹介していきます。

豚汁は具だくさん味噌汁 - メリットは一度に多くの品目と栄養が摂れること

豚汁

豚汁は具だくさんで、一度に多くの品目と栄養が摂取できるメリットがあるお味噌汁です。

豚肉はもちろん、豆腐やこんにゃく、大根、人参、ごぼう、里芋の他、各家庭によって油揚げじゃがいも玉ねぎしいたけなども入れたりします。たくさんの野菜から出る甘みと、豚肉からでる出汁が味に深みを増してくれます。

イモ類や豆腐、こんにゃくが入っているのでボリュームがあり、一品料理に近い存在感で、ダイエット中の揚げ物やご飯の食べ過ぎを防ぐことができます。

お好みでにんにくや生姜、ネギを加えることでより一層、豚汁を美味しく味え、さらにカラダも温めてくれます。

豚肉に多いビタミンB1 - 糖質をエネルギーに変える効能

豚汁

まずは、メインの豚肉の栄養からです。豚肉はビタミンB1が豊富な食材です。

ビタミンB1は糖質をエネルギーに換える働きがあり、疲労回復に対する効能をもっています。そして糖質に含まれるブドウ糖は脳の栄養になるので、脳の疲労にも効果的です。

ビタミンB1の効能はカラダと脳に作用するので、よく運動をする方や勉強や仕事で頭をたくさん使うのにおすすめの栄養です。

豚汁は里芋やじゃがいもといった糖質を含む食材を用いるので、豚肉のビタミンB1が大活躍します。

ビタミンB1のデメリットは、水に流れ出やすいことです。豚肉を茹でると50%もが流れ出てしまうと言われていますが、豚汁は汁物なので流れ出た栄養も無駄なく摂れます

さらにビタミンB1の吸収率を高めてくれる成分が、にんにくねぎに含まれるアリシンです。このアリシンはビタミンB1の吸収率を10倍にする効果があるので、ぜひ豚汁に加えてほしい食材です。

味噌が含むリノール酸やイソフラボン - コレステロールの低下や更年期障害に対する効能

豚汁

お次は豚汁の味を調える味噌の栄養です。味噌は「医者いらず」と言われるほど多くの効能や効果があります

なかでも、味噌に含まれるリノール酸はコレステロールを下げる効能があります。また、女性に必要なイソフラボンも含むため、更年期障害の緩和や骨粗鬆症予防などの効能も期待できます。

味噌は「米、麦、豆」の3種類に分けられますが、赤や白といった色による分類もされています。「赤みそ」は蒸した大豆を発酵させて作られたもので、メラノイジンと呼ばれる成分に代謝を向上させる効能があります。「白みそ」は煮た大豆を用いたもので、GABAを含むためイライラの抑制や健やかな眠りに導く効能が期待できます。

味噌の効能はその他にも、老化防止や美肌、血圧低下などが期待されています。

ビタミンやポリフェノールの効能 -アンチエイジングや生活習慣病に効果的

豚汁

豚汁には多くの野菜が用いられるので、ビタミンやミネラル、ポリフェノールなどの栄養が摂れ、多くの効能が期待できます。

豚汁の代表的な野菜は大根人参ごぼうですね。大根には美肌に必要なビタミンC、むくみ予防に役立つカリウムが含まれています。また、人参は体内でビタミンAに換わるβ-カロテンを含み、アンチエイジングや免疫力の向上などの効能が期待できます。

ごぼうはクロロゲン酸やタンニンなどのポリフェノールを含んでいます。なかでも、クロロゲン酸は脂肪の蓄積を抑えたり、血圧の上昇を緩やかにする効能があります。

食物繊維もしっかりと摂れる - 便秘を改善する効能

豚汁

食物繊維が豊富なこんにゃくやごぼうも豚汁には入っているので、便秘の解消にも有効です。

こんにゃくはグルコマンナンと呼ばれる食物繊維が豊富です。人はグルコマンナンを消化する酵素をもっていないので消化はできませんが、それが功を奏し胃腸の働きを活発にさせ便通を促がします。

また、ごぼうにはセルロースやリグニン、イヌリンなどの食物繊維が豊富で、これら成分が腸の動きを良くし便秘の改善に役立ってくれます。

しっかり食べてダイエット! - 具だくさんで腹持ち良し!

豚汁

豚汁は色々な食材が入った、具だくさんなお味噌汁です。

里芋やじゃがいも、お豆腐やこんにゃくといったお腹がいっぱいになる具材は腹持ちが良く、栄養もしっかりと摂れるのでダイエット中には最高な一品です。

豚肉の脂は動物性なのでカラダに良くないイメージをもちますが、豚肉の脂に多いのがオレイン酸と呼ばれる栄養成分で、生活習慣病に対する効能があります。

ビタミンCやカリウムといった水に流れ出やすい水溶性の栄養も、汁物なので無駄なく摂れるうえに、β-カロテンは加熱をすると吸収率が8%アップ、さらに油脂類と一緒に摂ると吸収率が70%にもなります。なので豚肉の脂と一緒に食べられる豚汁は理にかなってるとも言えます。

ダイエット中は食事量を減らしがちですが、きちんと食べてしっかりと栄養を摂り運動をするのが健康的に痩せる秘訣です。豚汁は肉と野菜が同時に摂れるうえに、一品でたくさんの品目が摂れるので、ダイエット中におすすめの汁物です。

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