黒酢の効果と効能をお伝えしていきます。
黒酢はもともとは中華料理に使われていた調味料の1つですが、現代では和食にも洋食にも使用される機会が多くなった調味料です。
原材料は白米もしくは玄米に、大麦もしくは小麦を加えたものです。熟成や発酵具合によって色合いが異なり、熟成しているものは黒褐色になっています。
この黒酢には多くのアミノ酸が含まれていることが注目されています。熟成させいるので、通常のお酢よりはまろやかな風味を持ち、味だけでなく、その効能も非常にいろいろなものが期待されています。
この記事では、黒酢の期待されている効果や効能を紹介していきます。
目次
黒酢の効果と効能 一覧
黒酢は健康に良いと健康食品にも利用される食品です。体の健康維持や丈夫なカラダを作るのに役立っています。
黒酢の栄養素にはさまざまなアミノ酸が豊富に含まれていますが、特に注目するのが必須アミノ酸です。必須アミノ酸は9種類ありますが、黒酢にはトリプトファンを除いた8種類が含まれています。
これらアミノ酸はタンパク質の素となる成分ですから、筋肉や肌、髪、血管と体を構成するのに、とても重要となります。
また、黒酢の効果と効能には、基礎代謝を上げダイエット効果を発揮すると言われています。必須アミノ酸はダイエットに有効ですが、黒酢に含まれるクエン酸にも、脂肪の燃焼を促進する効能があるので、より高いダイエット効果が得られるでしょう。
黒酢にはトリプトファンが足りないので、この必須アミノ酸が含まれた食品も一緒に摂るようにしましょう。トリプトファンは牛乳やチーズ、ヨーグルトなどの乳製品、納豆やお豆腐などの大豆製品、マグロやカツオといった魚にも含まれています。
これら食品に黒酢をプラスしたり、タレに利用することで、しっかりと必須アミノ酸を摂ることができます。
お酢には疲労回復に役立つと言われていますが、黒酢にも疲労回復の効果があります。
これは黒酢に含まれる酢酸によるもので、酢酸を摂取すると疲労の回復が早まります。酢酸は体内に取り入れられるとクエン酸に変わり、このクエン酸が疲労の回復に働きます。
また、胃液や唾液の分泌も高めて食欲を増進させることも期待できますから、エネルギーとなる食べ物も取り入れることができます。
さらに内臓脂肪の低下や血中のコレステロールの生成を抑制する作用もあるので、メタボリックシンドロームや生活習慣病を予防する効果や効能にも期待が持てます。
黒酢には豊富ではありませんが、ビタミンやミネラルも含まれています。
ビタミン類にはビタミンB郡が含まれていて、ミネラルではカリウムやリン、マンガンなどが含まれています。
ビタミンB群は三大栄養素の代謝を促がしたり、肌荒れの予防に必要となり、ミネラルは微量でも体の健康維持に必要な栄養素です。
このように黒酢は体の健康を維持するのに、役立つ食品となっています。
黒酢を含めお酢は栄養素が不足しがちな現代人にとてもおすすめな調味料です。
特に黒酢には、体内では生成されない多くのアミノ酸、酢酸、ミネラル、体内で蓄積することができないビタミンB群などです。
黒酢を毎日摂取するだけで、これらの成分を効率的に取り入れることができます。健康を維持したい人はぜひ、黒酢を毎日の食生活に入れてみることをおすすめします。
酢の物やピクルスを作る場合は、通常の穀物や米酢に変わって、黒酢を利用するのもいいでしょう。
また、酸味がやお酢特有の香りが慣れない方は、フルーツ酢にして毎日手軽に飲飲むのもいいでしょう。用意するものは黒酢や穀物酢、カットしたオレンジと氷砂糖(砂糖や黒糖など)です。炭酸水で割って飲むのがおすすめです。
黒酢は長い時間熟成させているので、コクと旨味がありますから、お肉料理にはぜひとても使いたいものです。野菜と鶏肉の黒酢あんかけ、キノコと牛肉の黒酢炒めも食欲が落ちているときにはいいでしょう。
このように黒酢が苦手な方も、少しずつ生活の中に取り入れてみてはいかかでしょうか。
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